2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 国際理解


1 本校のESDでめざすもの
(1)ESDのねらい
ユネスコスクールの理念のもと,「知識・技能を身に付ける活動」「考えを深める活動」「実践的な態度を育む活動」に主体的に取り組ませ,持続可能な社会の担い手に必要な資質・能力及び態度を身に付けさせるとともに,価値観を共有させることを目的とする。
本校では特に「国際理解教育」と「防災教育」の両領域を通してねらいに迫る。
(2)ESDで身に付けさせたい力(資質・能力及び態度)
○広く世界に目を向け,異文化との対比を通して我が国の良さを再認識し,国際的な視野に立った見方・考え方
○「課題解決学習」「体験的な活動」に主体的に取り組み,地域の一員としての自覚を持って学校・地域の様々な活動に貢献しようとする態度
○SDGsを理解し,実践していこうとする態度

2 ESDのプログラム
(1)取組の概要
本校は,目指す学校像として掲げている「地域に支えられ貢献する学校」の観点から,地域活動への積極的な生徒参加を促すとともに,地域の防災訓練への参加を呼び掛けている。これらを通して地域の一員としての自覚や,相手のために行動する経験によって自己有用感を持たせられるように努めている。また,目指す生徒像のうちの「主体的・対話的に学ぶ生徒」の観点から,SDGsを学び,実践させ,県外・国外の学校との交流を実現しようと計画してきた。
昨年度と同様,新型コロナウイルス感染症予防の観点から,学習内容及び地域との連携や体験的な活動を制限する中でも,今でき得ることを考え,実践し,ねらいに迫ろうと考えた。

(2)ESDプログラム
活  動  内  容
① 国際理解や防災に関する知識・技能を身に付ける活動
② 「課題解決学習」「体験的な活動」を通して,地域の一員としての役割を考える活動
③ 異文化交流を行い,国際理解を深める活動
④ SDGsの目標と連動させた行事,及び生徒会・委員会の活動
5月 避難訓練:防災に関する学習 防災に関する学習 SDGsについての学習(委員会活動との関連)
6月 防災に関する学習(新規)
7月 地域活動(1年) 国際理解教育(2年)
8月 防災に関する学習 防災に関する学習
10月 地区生徒会 修学旅行(3年)SDGsについての学習(委員会活動との関連) キャリア学習(2年)
11月 地域防災訓練防災に関する学習 地区生徒会 地域防災訓練と防災に関する学習

来年度の活動計画

令和5年度もこれまでの活動を継続していくと共に,生徒会主体でSDGsに関する取り組みを新たに進める予定である。具体的には,①不要になった文房具のリサイクル,②チョークの粉の再活用の実施である。
①不要になった文房具のリサイクルは,校内で不要になったがまだ使える文房具を回収し,生徒が自由に使用できるようにする取り組みである。これによってSDGs目標の12番「つくる責任・つかう責任」に貢献できると考える。②チョークの粉の再活用については,チョークの粉を各学級から回収して校内の花壇や畑の肥料として再利用したり,再びチョークとして生産したりする取り組みである。近隣で同様の活動を行っている高校と連携して活動を行う予定である。これによって12番「つくる責任、つかう責任」,15番「陸の豊かさも守ろう」に貢献できると考える。
これらの活動を通して,生徒の意識を高める活動をしていきたい。