2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 国際理解

 本校は,『「相手のために」という意識を持ち行動できる生徒の育成』を活動テーマとしている。ESDを生徒が身近な課題に取り組み,課題解決のための行動を起こすことにより,新たな価値観や能力を身に付けることを目指す学地域での学習と捉えている。ESDの実践を通して,地域の一員としての自覚を持って,学校・様々な活動に貢献しようとする態度,異文化交流を通して我が国の良さを再認識し,国際的な視野に立った見方・考え方を身に付けさせることを目標とした。具体的には,知識・技能を身に付ける活動,考えを深める活動,実践的な態度を育む活動を柱に,①国際理解教育に関わる活動,②防災教育に関わる活動を行った。
①国際理解教育に関わる活動
これまで交流を続けてきた台湾の中学校の生徒23人を迎えて国際交流活動を行った。歓迎の式では生徒全員で市民歌を歌って迎え,その後2・3年生各クラスに複数名の生徒を受け入れ,3時間授業を共に受け給食を食べた。放課後も希望する部活動に参加してもらい交流を深めた。
②防災教育に関わる活動
 11月に実施された富谷市総合防災訓練に生徒全員が参加し,学区内の各地域において避難所の運営や炊き出しの手伝いなどに取り組んだ。これにあわせて,事前に地域別の生徒会を実施し,地域での清掃活動や奉仕活動を通して,地域の一員としての自覚を高めさせた。また,1学年で地域活動を行い,地域の方と清掃活動を行ったり,地域の課題などの話をうかがったりする活動を通して,地域の一員としての自分の役割について考える機会を持った。また,午後には講演会を行い命の大切さや中学生ができることなどの話を聞き,災害を防ぐために最善の行動をとるための知識を深めた。

来年度の活動計画

『「相手のために」という意識を持ち行動できる生徒の育成』を活動テーマとして,ESDに取り組み,生徒会及び委員会活動とも連携させ生徒の自主性を伸ばし持続可能な社会の担い手に必要な資質・能力と態度を身に付けさせることを目指す。①国際理解としては市の台湾交流の取り組みと連携して2020年度も進めていきたい。②防災教育に関わる活動では,1学年で地域活動,全学年で地域奉仕活動と地域防災訓練を実施し,地域に貢献しようとする人材の育成を目指し,活動する予定である。