2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉, 持続可能な生産と消費

当校は、「和を以てと貴と為す」を建学の精神として、ESDを人間関係の輪を広げる理念であると捉え、ESDの実践を通して「和」の精神を基本に、教育及びスポーツ文化の拠点として地域に信頼される学校となり、21世紀の持続的発展の担い手の育成を図る事を目標としている。

具体的には、国際理解、伝統文化、地域連携活動を柱に、①海外提携校との国際交流、②伝統文化に関する活動として和太鼓公演発表、③地域連携ボランティア活動、④国際ボランティア活動。⑤ユネスコスクール全国大会への参加等を行った。

① 海外連携校との国際交流

台湾の交流提携校「穀保高級家事商業学校」と高校同士の学校交流の事業に取り組んでいる。12月に2年生の生徒全員で台湾を訪れ、学校訪問し、交流している。交歓セレモニーやスピーチ発表、日本文化の発表、提携校による文化発表、授業体験などを通じて交流し、国際理解を深めた。

また、国際大学IPUニュージーランドと相互の訪問交流活動を実施。3月に本校への訪問交流を受け入れIPU大学の学生と交流した。8月にはニュージーランドを訪問。IPU大学の学生及びフライバーグ高校の生徒と交流した。

② 和太鼓公演活動(伝統文化)

わが国の伝統的和楽器である和太鼓のクラブ活動にて、郷土芸能の分野の伝統文化の演奏に取り組んだ。公民館、町内会のお祭り、病院や施設、小学校や中学校などにて地域の方々と演奏活動を通じて連携した。

今年度は、ポルトガルのファロ市にて開催された。「ファロ国際民族芸術祭」に日本代表として参加し公演すると共に、世界各国から参加した出演者や地元の方たちとの国際交流も体験した。

③地域連携ボランティア活動

地域の町内会で実施している。「南観音小学校区安全パトロールボランティア隊」に生徒が参加し、定期的に地域の子供たちの通学の安全を見守るボランティア活動を行なった。継続した通学路見守り活動に対して、広島県厚生保護功労者顕彰「社会を明るくする運動」部門で表彰していただいた。

④国際ボランティア活動

国際ホッケー連盟主催「FIHシリーズファイナル女子ホッケー国際大会(インド・ウルグアイ・チリ・ポーランド・フィジー・メキシコ・ロシア・日本代表が参加)」の運営スタッフとして生徒がボランティア参加した。

⑤ユネスコスクール全国大会での研究協議・交流活動

11回ユネスコスクール全国大会に参加し、情報交換・交流を行った。

来年度の活動計画

・国際交流活動

台湾の提携校(高等学校)との交流事業

ニュージーランドの提携校(大学)との交流事業

ベトナム ホアンロン高校との交流活動

・伝統文化の研究発表

郷土芸能、和太鼓の研究活動

演奏活動(地域のコミュニティー、小・中学校、福祉施設等での発表)

・地域連携活動

地域小学校区の通学安全パトロール(町内会の方との連携取り組み)

・世界遺産学習活動 … 「宮島」を訪れ世界遺産の理解を深める

・環境保護・リサイクル … 地域清掃、制服リユース、分別活動