2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 環境, 平和, ジェンダー平等

本年度、本校は「総合的な探求の時間」において、SDGsを意識した学習活動を行った。本校が立地する枚方市と提携し、この地域の課題の解決に向けた調査、研究、発表活動を行ったのである。課題は枚方市役所から「男女共同参画啓発事業」「平和啓発事業」「地域防災力の強化」「森林整備事業」「プラごみ削減。ポイ捨て防止推進事業」など、合計13の課題を提案していただき、三年生の生徒が中心となって自分の問題意識に沿って班を分け、調べ学習、取材などを行って各班の成果をまとめ、クラス代表を決定してそれを全体の前で発表した。優秀賞に選ばれた発表は、枚方市から表彰していただいた。SDGsについて考え、身近な地域を素材に考察を深めることができたのではないか。

また枚方市の広報誌「広報ひらかた」11月号に特集記事「高校生が考えるプラスチックごみ問題」を掲載した。これは、生徒会執行部および生物飼育部の生徒が環境問題、特に海の環境問題に強い関心を持っていたところに枚方方市役所広報プロモーション課のよびかけで実現したもので、夏季休暇中に清掃工場やリサイクルセンターの見学、地域を流れる河川の流域のフィールドサーベイ、環境問題に取り組むNPO法人の取材などを行い、6ページの記事を執筆したものである。執筆の狙いは、プラスチックごみの現状とプラスチックごみが環境に与える影響についての指摘、プラごみ減量に向けてこころがけるべきことなどを広く市民の方に広報することであった。多くの市民の方からのフィードバックをいただき、おおむね好評であり、取り組んだ価値があったのではないか。

来年度の活動計画

一番意識するのは、学んだことの実践、自分たちが持続可能な開発にどのように取り組めるかということである。

総合的な探求の時間でSDGs関係の学習に取り組み、それをより深めるとともに、身近な課題から取り組んでいくため、枚方市との連携を強化していく予定である。さらにSDGsに取り組んであられる企業とも連携ができれば、と計画しているところである。

今年度、プラスチックごみ問題に取り組んだことを受け、次年度はプラスチックごみ削減に向けてできる実践活動に取り組む。すでに今年から生徒会執行部等が中心となって、ペットボトル回収運動に取り組んでいるが、来年度はより徹底して、ペットボトル本体とラベル、キャップの分別の徹底、各家庭におけるペットボトル回収運動に取り組むつもりである。