2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育

1.取り組みのねらいについて

私たちの学校は,生命や自然を大切にし,郷土を愛するモラルの高い児童生徒を育成するため,「ひのみね支援学校からつながる未来~1人の1歩より100人の1歩~」という活動目標の下に学校全体で環境保全に関する活動を推進している。

ESD(持続可能な社会を実現するための教育)の理念のもと,学校における節電・節水,ごみの分別・リサイクルなど環境保全活動に取り組むとともに,その取り組みを地域に広げるため,児童生徒が地域に出向いて環境保全・環境美化・環境学習等を行い,持続可能な社会の実現に貢献できる行動力のある児童生徒の育成を目指している。

2.活動内容について

①節電・節水・環境美化・ごみの分別のポスターによる呼びかけ

②電気と水の使用量を月ごとに調べ,グラフ化して発表し,節電・節水に努める。

③ペットボトルキャップを集め,途上国のワクチン支援に参加する。

④書きそんじハガキを集め,途上国の教育支援に参加する。

⑤学校周辺のごみ拾いを児童生徒,教員が実施する。

⑥コピー用紙の使用枚数を毎月記録して,資源の有効利用を促進する。

⑦ユネスコ便りを年2回発行し,ESDの取り組みを紹介,報告し,保護者にも協力を呼びかける。

⑧ホームページでユネスコの活動について紹介する。

⑨地域との交流や情報発信,キャップ回収の呼びかけをするなど,地域の環境保護を呼びかける。

⑩リサイクルスタンプを利用し,まだ使用可能なコピー用紙のリユースを促進する。

⑪エシカル消費に関するポスターを製作し,掲示したり配ったりすることで地域の人にエシカル消費に関する啓発活動を行う。

⑫生徒が内容を考え,エシカル消費を啓発するチラシを作成する。

⑬地域の小学校やイベント,企業とタイアップして,ペットボトルキャップの回収を行う。

⑭年3回,児童生徒が校内放送で,電気,水道,紙の使用量を発表し,節電・節水,紙のリユースを呼びかける。

⑮地域のショッピングセンター等にエシカル作品の展示。

来年度の活動計画

 本年度の活動計画を継続して行い,それに加えて来年度は,児童生徒が役割を分担し,児童生徒が何らかの活動に関わるように活動の見直しを行ったり,新たな活動を加えたりする。啓発活動も継続して行っていきたい。また,地域の小学校やイベントと共同でペットボトルキャップの回収,回収したペットボトルキャップを地域の企業に,書きそんじはがきを赤十字の活動支援に,児童生徒が持っていくなどして,引き続き地域との連携を広げていきたい。

 本校は,肢体不自由の特別支援学校であり,児童生徒の活動に制限があることから,児童生徒・教職員・保護者が一丸となって取り組みを続けている。そこに地域の方や企業,メディア,交流校等と協力を強化し,さらに活動を広げていきたい。