2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育, ジオパーク

本校は「姫島を愛し 未来をともに切り拓く 子どもの育成」を学校目標に、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野について、特別の教育課程「ふるさと科」の学習活動に取り入れている。ESDの視点から「①地域理解プロジェクト」と「②地域貢献プロジェクト」を実施することにより、地域の持続可能性への理解を深め、国内外の諸課題との関連性も意識しつつ、持続可能な社会の担い手として必要な以下の知識や能力・態度の育成をねらいとし、地域の課題解決に継続して取り組んだ。

a.批判的に考える力       b.未来像を予測して計画を立てる力

c.多面的・総合的に考える力   d.コミュニケーションを行う力

e.他者と協力する態度      f.つながりを尊重する態度

g.自ら進んで参加する態度

2つのプロジェクトを通して学んだことや考えたことを「はがき新聞」や学習発表会、学校ホームページ等で発信し、他者との連携・協力を深める。

  • 地域理解プロジェクトに係わる学習

全校生徒が、年間をとおして、学習したことや考えたことをはがき新聞として発行し港等に置き、情報の発信をしている。1年生は、8月~11月に姫島ジオパークについて学習したことを文化祭で発表したり、鹿児島県の硫黄島学園の7年生(三島村・鬼界カルデラジオパーク)とオンラインで交流学習に取り組んだりした。3学期にも交流学習を予定している。

②地域貢献プロジェクトに係わる学習

本年度も地域の方を講師に招き、地域に古くから伝わる「姫島小唄」に関する講話を聴くとともに、踊りを練習し、幼小中連合体育大会で地域の方と一緒に踊る活動に取り組んだ。また、夏休みには、国選択無形民俗文化財「姫島盆踊り」の継承活動でも地域の方を講師に招き、盆踊りの口説きと太鼓の練習に全校生徒で取り組んだ。他にも、村内一斉清掃活動に参加し、環境保全の取組を行った。

また、本年度は、ユネスコスクールの理念を全校生徒に改めて確認するとともに、JRCのリーダーシップ研修会に代表生徒が参加希望したり、講師を招いて防災学習にも取り組んだりすることができた。img020img019img017

来年度の活動計画

〇 ESDの視点や他教科との関連を更に意識した「ふるさと科」の学習の推進

○ ESDカレンダーの活用

〇 他地域のユネスコスクールや団体との協働・交流等の検討と取組の推進

〇 「ふるさと科」の指導内容や指導方法をさらに見直し、小中の発達段階に応じたカリキュラムの作成