2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育, ジオパーク, その他の関連分野

本校は「姫島を愛し 未来をともに切り拓く 子どもの育成」を学校目標に、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野について、特別の教育課程「ふるさと科」の学習活動に取り入れている。ESDの視点から「①地域理解プロジェクト」と「②地域貢献プロジェクト」を実施することにより、地域の持続可能性への理解を深め、国内外の諸課題との関連性も意識しつつ、持続可能な社会の担い手として必要な以下の知識や能力・態度の育成をねらいとし、地域の課題解決に継続して取り組んだ。
a.批判的に考える力       b.未来像を予測して計画を立てる力    c.多面的・総合的に考える力
d.コミュニケーションを行う力   e.他者と協力する態度          f.つながりを尊重する態度
g.自ら進んで参加する態度

2つのプロジェクトを通して学んだことや考えたことを「はがき新聞」や学習発表会、学校ホームページ等で発信し、他者との連携・協力を深める。
① 地域理解プロジェクトに係わる学習
8月~11月に1年生が姫島ジオパークについて学習するとともに、北海道様似町ジオパークとオンラインで交流学習に取り組んだ。2年生は姫島ジオパークについて学んだことやふるさとの魅力について考えたことをまとめ、「OITAふるさと学習交流会キックオフ会」や「大分教育の日推進大会」等の学習発表に取り組んだ。
②地域貢献プロジェクトに係わる学習
本年度も地域の方を講師に招き、地域に古くから伝わる「姫島小唄」に関する講話を聴くとともに、踊りを練習し、幼小中連合体育大会で地域の方と一緒に踊る活動に取り組んだ。また、夏休みには、国選択無形民俗文化財「姫島盆踊り」の継承活動でも地域の方を講師に招き、盆踊りの口説きと太鼓の練習に全校生徒で取り組んだ。他にも、村内一斉清掃活動に参加し、環境保全の取組を行った。

また、ユネスコスクールの理念を全校生徒に改めて確認するとともに、JRCのリーダーシップ研修会に代表生徒が参加して体験したことを全校集会で発表したり、講師を招いて防災学習にも取り組んだりすることができた。

来年度の活動計画

〇 ESDの視点や他教科との関連を更に意識した「ふるさと科」の学習の推進
○ ESDカレンダーの活用
〇 他地域のユネスコスクールや団体との協働・交流等の検討と取組の推進
〇 「ふるさと科」の指導内容や指導方法をさらに見直し、小中の発達段階に応じたカリキュラムの作成