2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解

本校は、「国際理解教育」を活動テーマとして、ESDを異文化理解と捉え、ESDの実践を通して実践的コミュニケーション力の育成を目標としている。
具体的には「Global View」「Independence」「 Diversity」の3つを柱に、実践的コミュニケーションに係わる活動及び異文化理解に係わる学習に努めている。

① 実践的コミュニケーションに係わる活動
本校は、教育課程特例校として村独自の英語教育を展開している。国際理解教育の推進から実践的コミュニケーション能力の育成の推進を図るための英語教育の充実を目指している。その英語教育において、主体的・対話的で深い学びの育成を目指した実践を通して、積極的に世界とつながっていこうとする姿勢を育んでいきたい。
主な活動として、英語スピーチコンテスト、英語を使ってのリアル愛もの体験、中学校教員が高学年の英語の授業に参加してのコミュニケーション活動、などを行った。

② 異文化理解に係わる学習
本校と併設している東通中学校と本校の英語教育は小中一貫した系統的な指導カリキュラムを組んで実践している。そのカリキュラムの中には異文化交流活動を位置付けている。東通中学校では、異文化交流活動としてスカイプで外国の文化、言葉、時差などの違いについて学習したり、外国の生活スタイル、教育環境等の違いについて学習したりしている。
中学校での異文化交流活動に向けて、本校では段階を経て交流内容及び交流活動に向かう姿勢や態度、コミュニケーション能力等をレベルアップできるよう小学校高学年で異文化交流を行っている。
昨年度は、日本の伝統的な遊びの紹介、ということで「すごろく」、「福笑い」、「百人一首」について英語で紹介している様子をビデオに撮り、ニュージーランドのセントカスバースカレッジの初等部の子供たちにビデオレターのかたちで送付した。英語でどのように紹介すれば、相手に伝わるのかをALTからのアドバイスを受けながら工夫して英語で紹介を行った。

来年度の活動計画

来年度は、児童が選んで行っている英語スピーチなどをビデオに撮り、ALTの友人(カナダ在住)に送る予定である。先方からは紹介ビデオへの感想、意見などを動画で送ってもらい、児童に見せながら振り返りを行う予定である。
また、オンライン等でお互いの学校について英語で紹介し合うなどの活動をしたいと考えているので、英語での紹介の仕方や英語の聞き取り方などの指導を充実させていきたい。
子供たちが簡単な英語で話したり聞いたりできるようにするための指導を継続していくとともに、英語を使って人とコミュニケーションをとることの楽しさを体感させながら、子供たちが主体的に取り組めるような指導をしていきたい。