2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解

本校は、「国際理解教育」を活動テーマとして、ESDを異文化理解と捉え、ESDの実践を通して実践的コミュニケーション力の育成を目標とした。具体的には、GlobalView,Independence,Diversityを柱に①コミュニケーションに係わる活動、②異文化理解に係わる教育村)に係わる学習を行った。

① コミュニケーションに係わる活動

本校は、教育課程特例校として村独自の英語教育を展開している。国際理解教 育の推進から実践的コミュニケーション能力の育成の推進を図るため、英語教育 、また、その英語教育の中で主体的、対話的な深い学びの実践を通して、積極的 に世界とつながっていこうとする姿勢を育んでいる。

【主な活動】

 5年生   ① 田名部高校生徒合同英語コミュニケーション活動

② スピーキングコンテスト

6年生   ① イングリッシュキャンプ(ブリティッシュヒルズ)

② コミュニケーション活動1・2・3(中学校英語科教員参加)

③ イングリッシュデイ(英語を使ってリアル買い物体験)

④ 英語3技能テスト(東京書籍)

② 異文化理解に係わる教育

本村の英語教育は小中一貫した系統的な指導カリキュラムを実践している。その中には異文化交流活動が位置付けられている。本村中学校では、異文化交流活動として昨年度は、スカイプでカナダとボリビアを結び、文化、言葉、時差などの違いについて学習した。今年度は、同じくスカイプでタイとフィリピンにつなぎ、生活スタイル、教育環境等の違いについて学習することになっている。中学校での異文化交流活動へ段階を経て交流内容及び活動に向かう姿勢や言語能力等、レベルアップできるよう小学校6年生からスカイプを通しての異文化交流を行っている。今年度は、スカイプでの交流を3月に計画している。

また、昨年度同様、ニュージーランドのセントカスバースカレッジの初等部に向け伝統文化プレゼンテーションを行った。昨年度は、学校紹介というテーマで動画を交換したが、今年度は、日本の伝統色である「おにぎり」の紹介と作り方の紹介をした。おにぎりをのりで巻いて、コンビニと同じように、セロファンのビニールで巻くという日本独特の包装方法も紹介した。この後、先方から、プレゼンテーションへの感想、意見などを動画で送ってもらうことになっている。

来年度の活動計画

昨年度、スカイプを通し、互いの学校紹介動画について意見交換するというテーマのもとライブチャットを行った。しかし、6年生という月齢から、どうしても、チャットという自由な会話方式だと難が生じてしまうことが明らかになった。従って、来年度は、まだ、担当同士の案ではあるが、スカイプを通した、英会話授業サポートプロジェクトに取り組むことを考えている。本村小学校6年生に対し、単発なイベント的な英会話指導ではなく、年間指導計画に位置付け、セントカスバーツカレッジの小学生が東通小学校の6年生と交流しながら、生の英語を教えるというプロジェクトの計画が上がってきている。学期に2回、計年6回の交流を目指す。