2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解

本校は、「国際理解教育」を活動テーマとして、ESDを異文化理解と捉え、ESDの実践を通して実践的コミュニケーション力の育成を目標としている。

具体的には「Global View」「Independence」「 Diversity」の3つを柱に、①実践的コミュニケーションに係わる活動、②異文化理解に係わる学習を行った。

 

    1. 実践的コミュニケーションに係わる活動主な活動として、6年生がブリティッシュヒルズに行き1泊2日のイングリッシュキャンプ体験、中学校教員が高学年の英語の授業に参加してのコミュニケーション活動、英語を使ってのリアル買い物体験、を行った。
    2. 本校は、教育課程特例校として村独自の英語教育を展開している。国際理解教育の推進から実践的コミュニケーション能力の育成の推進を図るための英語教育の充実を目指している。その英語教育において、主体的、対話的で深い学びの育成を目指した実践を通して、積極的に世界とつながっていこうとする姿勢を育んでいきたい。
  • 異文化理解に係わる学習中学校での異文化交流活動に向けて、本校では段階を経て交流内容及び交流活動に向かう姿勢や態度、コミュニケーション能力等をレベルアップできるよう小学校高学年で異文化交流を行っている。
  1. 昨年度は、外国ではあまり作ることがないであろう「おにぎり」についての説明や作り方をビデオに撮り、ニュージーランドのセントカスバースカレッジの初等部の子供たちにビデオレターのかたちで紹介した。おにぎりの海苔の巻き方はどのようにすればきれいに巻けるのか、コンビニエンスストアのおにぎりと同じように簡単に巻くにはどうすればよいのか、など子供たちは様々なアイディアを出し合いながら、おにぎりの作り方などの紹介を英語で工夫して行った。
  2. 本校と併設している東通中学校と本校の英語教育は小中一貫した系統的な指導カリキュラムを組んで実践している。そのカリキュラムの中には異文化交流活動を位置付けている。東通中学校では、異文化交流活動としてスカイプで外国の文化、言葉、時差などの違いについて学習したり、外国の生活スタイル、教育環境等の違いについて学習したりしている。

今後は、学校行事等の紹介をビデオに撮り、ニュージーランドに送る予定である。先方からは紹介ビデオへの感想、意見などを動画で送ってもらうことになっている。

来年度の活動計画

来年度はビデオレター交流から一歩前進し、スカイプ等を活用して、お互いの学校について英語で紹介し合うところまでいきたいと考えている。そのためには、英語での紹介の仕方や英語の聞き取り方などの指導を、年間を通して指導していきたい。そのためには、年間指導計画の見直しや修正をしっかり行いたいと考えている。

子供たちが簡単な英語を話したり聞いたりできるように指導を充実させていくとともに、英語を使って人とコミュニケーションをとることの難しさや楽しさなども含めて子供たちが主体的に取り組むことができるような指導をしていきたい。