2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

文化多様性, 人権, その他の関連分野

本校では、「I・C・C~自主性・創造性・協同性~」を学校目標とし、ESDを学び、社会貢献、地域との協働を通して育成すべき資質・能力を育む教育と捉え、「よりよい考えや表現を仲間とともに創り出す力」の育成を目標とした。

具体的には、教科教育、キャリア教育、平和教育を柱に、①教科教育に係わって、②キャリアに係わる教育、③文化多様性に係わる教育、④地域に貢献する活動を行っている。

① 教科教育に係わって

全ての教科の授業において、昨年度に引き続き、4人程度の小集団学習を積極的に取り入れ、よりよい考えや表現を求めて学び合う場を保証している。その際に、自分の考えや表現をよりよいものにできるように、教科横断的な視点を具体化・共有化し、どの教員も共通の足場で、継続的な指導を行っている。そして、本校の育成すべき資質・能力である「よりよい考えや表現を仲間と共に創り出す力」を各教科の評価規準に落とし込み、評価と指導の一体化を図っている。

② キャリアに係わる教育
2年生では地元の企業様に協力を経て、職業講話や職場見学を中心に行った。働く人たちの思いに触れ、自分の生き方を見つめることができるようにした。

③ 文化多様性に係わる教育
生徒会が中心となり、市の海外戦略課に協力を得て、4つの友好姉妹都市の学校と交流する活動(「グッドスマイルプロジェクトⅠ」)を行った。具体的には、1年生から3年生の学級を縦割りで4チームに分け、チームごとに折り鶴で作ったボードを送った。また、オンラインのテレビ会議システムを用い、日本や市の伝統文化を伝えたり、相手の国や都市の伝統を聞いたりする交流を行った。

④ 地域に貢献する活動
生徒会が中心となり、全校生徒はもちろん、地域全体を元気にする活動(「グッドスマイルプロジェクトⅡ」)を企画・実践した。具体的には、ひまわりを本校のアイデンティティーとして、地域に「震災ひまわりの種」を配付して育ててもらったり、ひまわりに係わる作品を募集したりする活動を今年度も行った。また、本校で大切にしてきたあいさつや清掃の活動を地域で行うことで、地域の一員としての自覚を深めている。

来年度の活動計画

本年度同様の活動を継続して行うが、取組の評価・検証から、よりよいものになるように微修正を行う予定。