2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 食育

本校は、「SDGsの推進」を教育の重点目標の一つとして、ESDの実践を通しながら、生徒の個性・能力を伸張し、「考える力」と「学ぶ力」、社会の一員としての自覚と実践力、「生きる力」を身につけた生徒の育成を目指した。特に、生徒が主体的に学び、教員はその支援者として探究学習を実施した。
具体的には、課題研究、国際理解教育、環境保全教育、人権教育を柱に、①SDGsの視点に立った探究学習、②国際理解に係る学習・活動、③環境保全、地域に係る学習、④SDGs講演会・人権学習などの活動を行った。
①SDGsの視点に立った探究学習
「総合的な探究の時間」では、在校年次においてSDGsの17のゴールから1つ選び協働学習を通して探究学習を行った。卒業年次は自らテーマを設定した課題研究を行い、代表の生徒が7月に成果発表会を実施した。
②国際理解に係る学習
海外研修として代表の生徒がベトナムを訪問した。北九州市の水事業を学び、ベトナムのハイフォン水道局の訪問やJICAベトナム事務所を訪問し、日本と海外との協力なども学ぶことができた。また、学校設定科目「異文化理解」では、講師を招聘したり、英語によるスピーチ大会を実施した。NPO法人「Table for Two」の活動である「おにぎりアクション」に学校全体で参加した。
③環境保全、地域に係る学習
学校設定科目「環境センシング技術」では、ミドリムシの研究や地域の河川の研究などを実施し、環境保全における課題意識を高めるとともに、学校行事などで発表・展示を行うことによって校内の環境意識向上に努めた。また生徒の発案でコンポストを設置し、現在全面実施に向けて試行段階である。
学校設定科目「フットパス研究」では、地域の活性化について北九州市立大学地域創生学群との協働学習を通して、実践的な学習(フィールドワークやフットパスコース作りなど)を実施した。地域イベントへの参加、マップ作成や地域の魅力発信マガジンの制作など、地域と協働して学びを深めることができた。
④SDGs講演会・人権学習
SDGs講演会では、講師をお招きし、全校生徒を対象に実施した。また、年に2回ホームルーム活動で人権学習を実施し、様々な社会的課題について教員・生徒が考える機会とした。

来年度の活動計画

【授業・学校行事等】
・「総合的な探究の時間」SDGsの視点に立った協働学習、自らテーマを設定した課題研究
・北九州エコライフステージ(10月)
・SDGs講演会(11月)
・生徒海外研修(1月)
・エコキャップと古紙の回収(生徒会活動)
・震災学習、被災地復興支援、防災・減災教育
・食育などの健康教育(映画『お弁当の日』の上映会、探究学習でテーマ「食について考える」を実施)
・人権教育(年2回)
・おにぎりアクションへの参加(11月)
・地域、社会活動への参画(とばた「にぎわい創出」プロジェクトの立ち上げ)
・特色のある学校設定科目の実施
・地域の魅力発信マガジンの発刊
・フットパスコースの作成、マップ作成、イベント開催