2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 食育

本校は、「SDGsの推進」教育の重点目標の一つとして、ESDの実践を通しながら、生徒の個性・能力を伸張し、「考える力」と「学ぶ力」、社会の一員としての自覚と実践力、「生きる力」を身につけた生徒の育成を目指した。特に、生徒が主体的に学び、教員はその支援者として探究学習を実施した。
具体的には、課題研究、国際理解教育、環境保全教育、人権教育を柱に、①SDGsの視点に立った探究学習、②国際理解に係る学習・活動、③環境保全、地域に係る学習、④SDGs講演会・人権学習などの活動を行った。
①SDGsの視点に立った探究学習
「総合的な探究の時間」では、在校年次・卒業年次において、協働学習を行い、班ごとにSDGsの17のゴールから1つ
を選び、探究学習を行った。卒業年次は1月末、在校年次は2月末に成果発表会を実施する。
また、希望者は自分の立てた各テーマについて課題研究を行い、7月に成果発表会を実施した。
②国際理解に係る学習
例年では、海外研修を通してコミュニケーション能力及びグローバルな視野の育成を図るが、今年度はコロナ感染症の
拡大のため海外研修を実施できなかったため、宮城県・福島県において「グローバル研修」を実施した。特にブリティッ
シュヒルズでの英語研修でSkillを身につけ、震災学習で学んだことを世界に発信する学習を行った。
また、学校設定科目「異文化理解」では、カリグラフィーやインドの衣食住について学び、外国の方をお招きして地
域の神社の歴史や参拝の仕方などを伝える授業などを実施した。
NPO法人「Table for Two」の活動である「おにぎりアクション」に学校全体で参加したり、書き損じのはがきを集
めてNPO法人「ペシャワール会」に寄付したりなど社会貢献の方策を学ぶ機会を設けた。
③環境保全、地域に係る学習
学校設定科目「環境センシング技術」では、ミドリムシの研究や地域の河川の研究などを実施し、環境保全ににおける
課題意識を高めるとともに、学校行事などで発表・展示を行うことによって校内の環境意識向上に努めた。
また、ゴミの削減を目指し校内のゴミ箱を減らし、生徒一人ひとりの意識を高めた。
学校設定科目「フットパス研究」では、地域の活性化について北九州市立大学地域創生学群との協働学習を通して、実
践的な学習(フィールドワークやフットパスマップ作りなど)を実施した。
④SDGs講演会・人権学習
SDGs講演会では、講師をお招きし、全校生徒を対象に実施した。また、年に2回ホームルーム活動で人権学習を実
施し、様々な社会的課題について教員・生徒が考える機会とした。

来年度の活動計画

【授業・学校行事等】
・「総合的な探究の時間」SDGsの視点に立った協働学習
・自分のテーマを設定した課題研究
・北九州エコライフステージ(10月)
・SDGs講演会(11月)
・SDGsの視点に立った文化祭(11月)
・生徒海外研修 渡航が困難な場合は国内でグローバル研修(1月)
・海外生徒、教員の受け入れ(未定)
・エコキャップと古紙の回収(生徒会活動)
・震災学習、被災地復興支援、防災・減災教育
・食育などの健康教育(映画『お弁当の日』の上映会、探究学習でテーマ「食について考える」を実施)
・人権教育(年2回)
・おにぎりアクションへの参加(11月)
・地域、社会活動への参画
・特色のある学校設定科目の実施