2018年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 環境, 平和, 人権, 福祉, 世界遺産・地域の文化財等, 健康, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)
本校は,「優しい心と健やかな体をもち,自ら学びたくましく未来を拓く子どもの育成」を教育目標とし,ESDを「自分達の住む地域を知り,その良さを認識して,地域(自然)との共生を目指す態度の育成」と捉え,ESDの活動を通して,自己有用感や自己肯定感をもたせ,未来の担い手としての育みを目指している。
具体的には,「他者と協力する態度」「つながりを尊重する態度」「責任を重んじる態度」の育成を柱に,各学年での取組や地域行事への参加を中心に,①多様性に関わる学習,②連携性に関わる学習,③相互性・有限性に関わる学習,④責任性に関わる学習を行った。
①多様性に関わる学習
地域の方との連携を通して,立場や考え方の違う人々や様々な世代の人々と関わって いく中で,多様な価値観を認め尊重することを学ぶ。
②連携性に関わる学習
地域の方の支援を受けながら活動を展開することにより,他者と協力して物事を進め ることの意義を学ぶ。
③相互性・有限性に関わる学習
それぞれの学年が計画を実行していく中で,様々な要因が関わり合っていることを認 識するとともに,いかなるモノにも限りがあることを認識する。
④責任性に関わる学習
地域の将来について児童一人一人が考え,地域を活性化する計画を実践することを通 して,責任をもって行動することの大切さを学ぶ。
来年度の活動計画
2019年度においても,これまで,地域の協力の下進めてきた活動を大切にしながら,取組を進めていく。その中で,児童においては,学校や地域に対して自信や誇りがもてるような活動を通して,自尊感情を高めていきたいと考える。教職員においては,全教職員が,その活動の意義をしっかりと踏まえ,主体的に取組を展開していけるようにしていく。その中では,多忙感により意欲が減退することがないように,活動を精選していくことも不可欠であると思われる。地域や保護者においては,学校の活動に理解を得ながら,引き続き「参画」意識の下の協力を仰いでいきたい。