2019年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費
本校は学校教育目標「心豊かでたくましく生きる児童の育成」とし、「地域の人・自然・教育施設等の地域を生かし、持続可能な開発のための教育(ESD)の視点から進めていくこと」を柱として進めている。積極的に体験学習と関連させ、「主体的・対話的で深い学び」の視点を重視し、「世界の様々な課題に主体的に取り組み、他者と協働して解決できる資質・能力の育成」を図っている。今年度は、今まで以上に「福祉教育」、「環境・食育」、「国際理解」の充実を図った。
① 福祉に係わる学習(4学年)
4年生は11月29日、ユネスコスクールである蓮田中学校の2年生と小中合同福祉体験学習を実施した。アクティブ・ラーニング形式で行い、「手話」を体 験した後、「誰もが住みやすい町にするためには」について小グループで話し合いを行った。福祉に関する知識を高め、「持続可能な社会づくり」の意識を小中学校で繋ぎ、貫くことができ、大きな成果を上げた。
② 環境に係わる学習(4学年)
総合的な学習の時間「チャレンジ!ザ・町の自然博士」の学習では、地元の 「黒浜沼の自然を大切にする会」の方々に教えていただきながら、黒浜沼に生息する植物・動物についての調査活動を実施し、将来にわたり価値ある財産として残そうとする心情を育てた。
③ 国際理解に係わる学習
ア 体験学習(2学年・5学年)
2学年では「多言語学習」、5学年では異文化体験活動を行い、異文化の理解を深めた。そこでは、講師の方から世界の国々の魅力を教えていただくと共に、抱えている問題を教えていただいた。
イ 「ユネスコスクール講演会」(4~6学年)
JICA 海外ボランティア 新野美奈 様を講師に迎え、貴重な経験をもとにしたグローバルな視点からの話をいただいた。世界の貧困問題等について知る、そして解決に向けてできることを考える有意義な時間となった。
ウ 関東ブロック・ユネスコ活動研究会(ユネスコスクール委員会)
蓮田・白岡地方ユネスコ協会の方々のご尽力で、ユネスコスクール委員会の児童が中学生や高校生と共に「世界平和」についての話し合い活動に参加した。「国際貢献」に対する意識が高まり、その後、ユネスコスクール委員会の活動が充実した。
来年度の活動計画
①地域交流に係わる学習
3年生 社会科「市ではたらく人々の仕事」
総合的な学習の時間「蓮田ものしり博士」
4年生 総合的な学習の時間「福祉体験学習」
6年生 学級活動「働くことと学ぶこと」
② 環境に係わる学習
4年生 総合的な学習の時間「黒浜沼に生息する生物」
③ 国際理解に係わる学習
3年生 外国語活動「世界の言葉であいさつしよう」
5年生 総合的な学習の時間「世界の文化の体験学習」
④ 国際理解に係わる行事
4~6年生 「ユネスコスクール講演会」