2020年度活動報告
本年度の活動内容
国際理解, 平和, 人権, 福祉
本校の子どもたちは、生活科及び総合的な学習の時間において、いろいろな人々との出会い・ふれ合いにより自分達のまわりの自然や伝統文化のよさに気づき、「人と自然」、「人と人との共存」、「人としての生き方」を学んでいる。この3つのテーマから学んだことを生かして、さまざまな課題に立ち向かい、解決していける人間の育成をめざしている。また、それらの学びを発信することで学びを共有したり、自己の生き方につなげる意識を持たせたりしている。各教科・領域において、つながり合いを大切にした学習を行い、学習内容や学習態度などのそれぞれの学びを他の学習にも活用していくことで、思考力・判断力・表現力をつけていきたいと考える。また、今年度は、コロナ禍で本来の活動予定が変更になった。
○学校・地域・台湾がつながった「きまっし!花園!」
1学期の休業中に台湾の方がコロナ禍の花園小学校を心配してマスクを300枚送ってきてくれた。花園小学校は台湾に烏山頭ダムを建設した八田與一技師の母校であり、そのご縁で毎年交流している。マスクを頂いたことへの感謝の気持ちを伝えるために、コロナ対策をして行う運動会の様子をリモートで台湾に中継し、自分達の元気な姿を見せることにした。
6年生が中心となり、活動の骨子を作り、実現に向けて全校児童に呼びかけた。当日までに、ロゴマーク・ポスターの作成し掲示したり、テーマソングを作成し練習したりした。また、各学年で総合的な学習をまとめた掲示物や、コロナに負けない気持ちが描かれた掲示物を作った。
当日は、コロナ対策のために会場に出るのは、演技や競技をする学年に限定し、残りの学年は教室でリモート観戦した。マスクを送ってくれた方々にも中継がつながっており、児童代表が感謝の気持ちを伝えたり、地域民謡の保存会が踊りを披露したりする場面を設けることができた。
また、この活動を6年生がまとめ、実践報告会を開いた。報告会には国連大学サスティナビリティ高等研究所の永井様やや北陸ESDコンソーシアムの池端様から講評を頂くことができた。
来年度の活動計画
1・2年 生活科を中心に身近な人や自然、ものを通して
3年 「花園まつり探検隊」「花園菊探検隊」
4年 「花園めぐりのなぞをさぐろう」 地域の民謡「花園めぐり」を通して
5年 「レッツトライ!米作り」「金沢の食文化を学ぼう」
6年 「校区の偉人 八田與一について調べよう」