2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解, 人権, 福祉

本校は、「人権・環境・国際理解」を活動テーマとして、ESDを「特定のSDGsを意識した取組」と捉え、ESDの実践を通して生徒一人一人が自分自身のESDの活動に新たな意義や価値を見出し、地域に根ざした身近な活動から世界につながり、地球規模の課題解決につながるよう考え、行動していく生徒の育成を目標とした。
具体的には、①いじめについて考える活動 ②命について考える学習 ③書き損じハガキ・リングプルの回収に関わる活動を行った。

① いじめについて考える活動
7月に「いじめ」についての意識調査を全校で行い、いじめにつながる行動とは何か、いじめを傍観しているだけでもいじめに加担していることになることを生徒会集会等を通じて全校で学習した。最後には各学級で決定した「いじめ根絶スローガン」が発表され「いじめのない学校」を全校生徒でつくっていくことを改めて確認した。

② 命について考える学習
2020年度は1年生を対象に行った。JICAより講師を招き、日本とは違う環境で生活することの大変さや世界から見た日本などを豊富な写真や実体験を通して学習をした。特に水の大切さや教育を当たり前に受けることができるありがたさなどについて考える生徒が多くいた。

③ 書き損じハガキ・リングプルの回収に関わる活動
書き損じハガキは「ユネスコ・世界寺子屋運動」に参加することですべての人が公平に教育の機会を得られることの大切さや自立した持続可能な社会づくりに考えを深めるために生徒会を中心に取り組んでいる。
リングプル回収はリングプルを回収してアルミに再生することにより、限られた資源を大切にし、社会福祉協議会を通じて車椅子を障がいや介護を必要とする方に贈ることで福祉について理解を深めることを目的に取り組んでいる。

来年度の活動計画

【2021年度】

4月 SDGsについて学習資料掲示(校内ユネスコスクールコーナー)
8月 いじめ根絶集会
9月 命を考える学習(1年)

1月 書き損じハガキ回収
3月 リングプル回収(車椅子贈呈)

※12月に北海道ESD・ユネスコスクール研修会に参加予定