2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, その他の関連分野

本校は,「こころ豊かに,未来をたくましく生き抜く花田っ子の育成」をテーマとして,ESDをこころを育てる活動と捉え,ESDの実践を通して共生的態度の育成を目標とした。

具体的には,人権・平和,伝統文化,栽培飼育活動を柱に,①異年齢交流に係わる活動,②動植物の飼育・栽培に関わる活動,③いのちに関わる学習を行った。

①異年齢交流に関わる活動

○フレンド活動

毎週木曜日の昼休みの時間に行い,上級生が遊ぶ内容を計画し,フレンド班で仲よく遊んだり,530運動を行ったり,フレンド班で弁当を食べる「フレンドランチ」を行ったりし,異年齢集団での交流を深めた。また,ペア学年で遊ぶ機会を設け,上級生が下級生に優しく接する場面が見られた。

○感謝する会

クラブ活動の講師や交通安全の立ち番など,お世話になった方を招待して感謝する会を実施した。

○昔あそびの会

1年生が地域のおじいさんやおばあさんとお手玉やおはじき,竹馬などの遊びを教えてもらったり,民話紙芝居を披露していただいたりした。また,会の後には給食を一緒に食べ,楽しく交流をした。

②動植物の飼育・栽培に関わる活動

〇栽培活動

それぞれの学年で米や野菜などを年間通して育て,栽培した。さつまいもは地域の方の畑を借り協力して育てた。お礼の手紙を届け,地主さんとの交流を深めた。
5年生はバケツを使い田植えから収穫まで,稲の育つ様子を学習した。

○飼育活動

3年生は学校で育てているうさぎの世話を毎日交代で行い,いのちの大切さを学んだ。

③いのちに関わる学習

2年の生活科では「自分はっけん」という単元で,自分の誕生から今までの成長を振り返る授業を行い,4年の総合的な学習では「二分の一成人式」を行い,今までの成長を振り返り,親に感謝し,将来の夢を考えた。
6年生の社会科ではユネスコ協会の方を講師に招き,豊橋空襲の時の様子を聞いたり,ワークショップを行ったり,平和教育についての学習をした。
道徳の授業で1年から6年生までのすべての学年で「いのち」に関わる教材で年間数回の授業を行い,いちの大切さを学んだ。

来年度の活動計画

来年度も継続して「こころを育てる」をテーマに活動を行っていく。具体的には①異年齢集団の交流を活発に実践していく。②栽培,飼育活動を計画的に取り組んでいく。③いのちの大切さを考える平和教育,自分の命が自分で守る防災教育,障害をもった人たちとの交流活動を通した福祉活動を行っていく。これらを日々の教育活動に生かせるようにしていく。