2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困

本校は、「持続可能な地域づくり」とSDGsを組み合わせた課題研究に学校全体で取り組むことにより、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、地域の魅力を発見し、卒業後も地元に貢献できる生徒を育成することを目標とした。

来年度から青森県全体で実施されるプロジェクト事業「あおもり創造学」による魅力発信・地域課題解決プログラムの先進校として、1年次生の総合的な探究の時間を利用し、地域のさまざまな課題を発見し、それらを世界の問題として捉え、解決策を模索する活動を行った。

SDGsに関して自分の関心のある項目を取り上げ、新聞を作成することから始まり、近隣の大学から講師を招き、地域の現状や地域で行われている活動、問題になっていることなどについての話を聞き、生徒が課題を見つけるきっかけとした。校外見学に出かけ、実際に地域の企業の状況などを確認した。その上で、新たに問題点を見つけて、探究活動を続けている。3月には新聞作成あるいはGoogleスライドで作成での発表を予定している。

また、各教科においても、持続可能な開発およびライフスタイルに関する教材・異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重に関する教材を取り上げるなど、探究的な学習活動を行っている。

6月には3年ぶりに学校周辺のごみ拾い等近隣地域の清掃活動に全校で取り組むボランティア活動を実施した。コロナ禍以前は毎年実施していたもので、この活動は、閉校になり本校に統合された青森県立八戸南高校の伝統行事を引き継いだものでもある。

来年度の活動計画

今年度に引き続き、1年次では今年度行った活動を継続し、2年次では地域の問題解決に関してさらに具体的な調査と探究活動に取り組む予定である。講師から話を聞くだけでなく、企業および地域の団体に足を運び、実際の声を集めるなどし、課題解決の一助となることを期待するものである。
また、教科横断的な活動を実現するための校内研修や、全教科における探究型授業の実践のため、教員のスキルアップを図る教材の導入も予定している。