2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 減災・防災, エネルギー, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 平和, 福祉

本校は、「地域とのつながり、直接体験の重視」を活動テーマとして、ESDを環境、経済社会の面において持続可能な将来が実現できるような価値観と行動の変革をもたらすことと捉え、ESDの実践を通して「人」とのつながりから、共生社会の生き方について考える力の育成を目標とした。
具体的には、環境・エネルギー、地域遺産・世界遺産、人権・福祉を柱に、①身の回りの環境に係わる活動、②地域の文化遺産に係わる教育、③障がいを持った方との交流に係わる学習
①  身の回りの環境に係わる活動
銀水小学校の校区を流れる白銀川を教材として取り上げ、7月の豪雨では、白銀川調節池公園が貯水池として活躍したことについて調べる活動を行った。また、白銀川に見学に行った際には、道路のごみ拾いを行い、たくさんのごみが落ちている実態に気づかせ、校区や川をきれいにしていこうという課題を見出させることができた。調べたことについてまとめ、SDGsポスターに書き表し、自然環境を守ろうとする思いをもたせることができた。
② 地域の文化遺産に係わる教育
家族や地域の人にインタビューしたり、パンフレットや本などから、詳しく調べたいことで学習計画を立てたりしながら、自分が選んだ大牟田のよいところについて調べることを通して大牟田の行事・名所・特産物などをまとめて交流する活動を通して、郷土のよさに気づき、それらを知ってもらいたいという郷土を愛する心情を持たせるようにした。また、地域に残る文化遺産を実際に見たり、パンフレットや本などの資料から調べたりしたことを、工夫して表すことができた。さらに今年度3年目となる、地域住民やPTAと連携して「地域を花と挨拶でいっぱいにする」ための、~銀水花いっぱい‘絆’プロジェクト~に取り組んだ。休校中でも地域の方が子ども達のために花壇を手入れしてくださったことを知り、子ども達は郷土への愛着が高まり、地域の方々への感謝の気持ちをより一層もつことができた。

③ 障がいを持った方との交流に関わる学習
福祉教育のとの関連から、点訳ボランティアの方や目の不自由な方との交流を通して、苦労・努力・工夫・願いを知り、目の不自由な方と共に生きるためのまち作りやユニバーサルデザインなどについて調べる学習を仕組んだ。特に、アイマスク体験や目の不自由な方との交流を通して、自分にできることはないかを考え、いろいろな人と進んでかかわりを持とうとする気持ちを育てることができた。

来年度の活動計画

1年生「がっこうにくるみちかえるみち」(地域)   (SDGs-11) 6時間
2年生「レッツゴー!町たんけん」(環境)      (SDGs-15)12時間
3年生「心をつなごう、銀水っ子」(福祉)       (SDGs-3)37時間
4年生「取り組もう、ごみ減量生活」(環境)     (SDGs-15)12時間
「銀水花いっぱい絆プロジェクト」(地域)   (SDGs-11)37時間
「知ろう、日本のよいところ」(国際理解)   (SDGs-11) 8時間
5年生「受けつごう、自然」(環境)         (SDGs-14)18時間
「受けつごう、銀水太鼓」(学校・地域)    (SDGs-11)22時間
6年生「平和な社会をめざして」(平和)       (SDGs-16)20時間
「伝えよう銀水太鼓」(学校・地域)       (SDGs-3) 7時間
「ふみだそう世界へ」(平和)         (SDGs-16)23時間