2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 減災・防災, エネルギー, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 福祉

本校は、「地域とのつながり、直接体験の重視」を活動テーマとして、ESDを環境、経済社会の面において持続可能な将来が実現できるような価値観と行動の変革をもたらすことと捉え、ESDの実践を通して「人」とのつながりから、共生社会の生き方について考える力の育成を目標とした。

具体的には、環境・エネルギー、地域遺産・世界遺産、人権・福祉を柱に、①身の回りの環境に係わる活動、②地域の文化遺産に係わる教育、③障がいを持った方との交流に係わる学習を行った。

① 地球市民および平和と非暴力の文化に関わる学習

福祉教育との関連から、点訳ボランティアの方や目の不自由な方との交流を通して、苦労や努力、工夫や願いを知り、目の不自由な方と共に生きるためのまち作りやユニバーサルデザインなどについて調べる学習を仕組んだ。この学習を通して、みんなが安心して暮らせるようにできることを考え、いろいろな人と進んでかかわりを持とうとする気持ちを育てることができた。

② 持続可能な開発および持続可能なライフスタイルに関わる学習

自分たちの生活の中からごみ処理やリサイクルについての課題を見つけ、日常生活で出てくるごみを減らすためにできることについて調査活動を行い、ごみを減らすための工夫を考え,行動を具体化するために、プログラミング的思考を働かせ、生活にいかすことができるように学習を仕組んだ。この学習を通して、ごみを減らす行動をできるだけ具体化させるために、フローチャートで整理し、実践意欲を高めることができた。

③ 異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重に関わる学習

家族や地域の人にインタビューしたり、パンフレットや本などから、詳しく調べたいことをもとに学習計画を立てたりしながら、自分が選んだ大牟田のよいところについて調べる学習を行った。また、大牟田の行事・名所・特産物などをまとめて交流する活動を通して、郷土のよさに気づき、それらを知ってもらいたいという郷土を愛する心情を育てるようにした。さらに、地域に残る文化遺産を実際に見たり、パンフレットや本などの資料から調べたりしたことを、工夫して表すことができた。そして、今年度4年目となる、地域住民やPTAと連携して「地域を花と挨拶でいっぱいにする」ための、~銀水花いっぱい‘絆’プロジェクト~に取り組んだ。地域の方との交流が難しい中でも、まちづくり協議会の方を中心に連携して地域とのつながりを意識することができた。子ども達のために花壇を手入れしてくださったことを知り、子ども達は郷土への愛着が高まり、地域の方々への感謝の気持ちをより一層もつことができた。

来年度の活動計画

  • 1年生「がっこうにくるみちかえるみち」(地域)   (SDG11) 6時間
  • 2年生「レッツゴー!町たんけん」(環境)      (SDG15)12時間
  • 3年生「心をつなごう、銀水っ子」(福祉)       (SDGs)37時間
  • 4年生

「取り組もう、ごみ減量生活」(環境)     (SDG15)12時間

「銀水花いっぱい絆プロジェクト」(地域)   (SDG11)37時間

「知ろう、日本のよいところ」(国際理解)    (SDG11) 8時間

  • 5年生

「受けつごう、自然」(環境)           (SDG14)18時間

「受けつごう、銀水太鼓」(学校・地域)    (SDG11)22時間

  • 6年生

「平和な社会をめざして」(平和)       (SDG16)20時間

「伝えよう銀水太鼓」(学校・地域)       (SDG3)   7時間

「ふみだそう世界へ」(平和)         (SDG16)23時間