2020年度活動報告
本年度の活動内容
世界遺産・地域の文化財等, 平和, 人権
当初予定していた、中学3年の広島への修学旅行の実施に向けて、平和の問題について考え、平和の大切さを理解することに努めた。(修学旅行は2020年5月に実施予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となった)
また、教科横断的な指導計画に基づき、教科の授業で平和学習に取り組んだ。また学級活動の時間には、広島修学旅行ハンドブックを読み、理解を深めた。
具体的な取り組みとしては、以下の通りである。
◎学年として
*総合学習としての位置づけで、中学3年生の2学期を通じて、平和スピーチとして全体に発表する機会を設けた。それに向けて、中学2年の三学期に全体に向けて説明をし、2020年4~5月の休校期間中、平和スピーチのテーマを各自で決めることとした。
*「平和を求める祈り」を朝礼時の祈りとする。
*2021年3月、語り部(伝承者)のお話を聴く予定
◎宗教
旅行前
*戦争と平和についてそれぞれ考え、内容についての分かち合いを行う。
*「焼き場に立つ少年」の写真を見て、当時のことを考えさせる。
*「被爆者の証言」を読み、ビデオ「ヒロシマ・ナガサキ」を見る。
*関千枝子著『広島第二県女二年西組』の一部を紹介。
◎国語
*春休み中に「平和図書」として、平和に関係する課題図書リストを生徒に示し、
生徒は自分が読んだ本の記録をつけ、提出した。
*小説『黒い雨』(井伏鱒二)の抜き刷りを課題図書として配布し、感想を記録した。
◎英語
*Shin’s Tricycle「伸ちゃんの三輪車」を英語で読み、原爆資料館に展示されている三輪車について知る。
*この物語の感想文を書く。
◎社会
*原爆投下の背景や被害の大きさ、原爆病などに関するプリントを読む。
*原爆慰霊碑の碑文に関する文章を読む。(土門拳『生きているヒロシマ』)
◎理科
*核反応(核融合・核分裂)および反応生成物について学ぶ。
*放射線の種類と人体への影響について具体的に知る。
*原子爆弾について、ヒロシマ・ナガサキの爆弾の違いを学ぶ。
*原子力発電のしくみを知る。
◎音楽
*舞楽について、奉納される舞と演奏される楽器について学ぶ。(ビデオ)
*修学旅行で予定されていた、平和のための「祈りの集い」で歌う合唱曲の練習を行った。
◎平和スピーチ
*スピーチの内容を1200~1600字にまとめて、夏休み明けに提出した。
*2学期は、朝礼と学級活動時に各クラスで順番に発表(スピーチ)していき、最後にクラス2名ずつ選出して、
8名が中学2~3年生に向けて全体会で発表する予定である。
*また、学年全員のスピーチを1冊の本として編集して、3年生各自に卒業文集として渡す予定である。
来年度の活動計画
未定