2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 人権, 福祉

本校は、「自律・友愛・進取」を学校理念として、ESDを人と人をつなぐ場と捉え、ESDの実践を通してコミュニケーションの力の育成を目標としています。具体的には、ボランティア活動を柱に、①地域に係わる活動、②環境に係わる活動を行いました。

①地域に係る活動

「地域交流」では,生徒会役員とJRC・UNESCO部員が中心となり,夏季休業などを利用して年間30回程度ボランティアに参加しました。その中には、地域の船橋市立豊富小学校への訪問(学習ボランティア)も含まれています。参加した生徒たちは、「小学生の質問にちゃんと答えられるよう、勉強し直した」など、学習ボランティアを通して人との関わり方や伝え方などコミュニケーション能力を養うことができました。

②環境に係る活動

「環境問題」では,コンタクトのアイシティ様の協力のもと,“豊富ECO運動”と称してコンタクトレンズの空ケースとペットボトルのキャップの回収を行いました。リサイクルによって得られた収益は,日本アイバンク協会などに寄付されます。「人の支えになりたい」という生徒会役員の思いから、全校集会等で全校生徒へ呼びかけを適宜行っています。

最後に、今年度は本校生徒会役員が青少年赤十字の海外派遣に選ばれ、ヴェトナムを訪問することができましたので、国際理解にも貢献できました。また、青少年赤十字の活動でハンセン病や過去のハンセン病患者に対する差別についても学ぶことができ、人権についての理解も深めることができました。

来年度の活動計画

2020年度もボランティア活動を柱に、①地域に係わる活動、②環境に係わる活動を実施する予定です。地域に係る活動としては、特別支援学校の学校行事(文化祭等)への運営補助員をはじめ、近隣小学校への学習ボランティアやケアハウス等の施設訪問を行います。環境に係る活動としては、ペットボトルのキャップ・コンタクトレンズの空ケースの回収を引き続き行っていきます。
また、校内でユネスコスクールとしてより活発に活動できるように、ユネスコ委員会の常設委員会設置に向けて尽力していきたいと思います。