2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

文化多様性, 国際理解, 福祉, その他の関連分野

  本校は、「伝統文化の継承と国際理解」を活動テーマとして様々な活動を行っている。伝統文化の継承に関しては、古くは60年以上前から学内における伝統文化行事を実施し、現在も継続しており、日本の伝統を重んじ、愛国心を培う生徒の育成を目指している。修学旅行でのオーストラリア姉妹校訪問や、姉妹校との交換留学も新型コロナウイルスの影響で中止となった。しかし、タイ姉妹校からの長期・短期留学生受け入れは10月に行うことができた。また、新たな取り組みとしてオーストラリア姉妹校とのオンライン留学を現在計画中である。本校ではなるべく大人数が国際的経験を積めるような環境作りを常に意識している。
 また、全校生徒での緑の羽根共同募金や赤い羽根共同募金を行っている。また地域とのつながりを大切にし、学校周辺の清掃活動も実施している。
 
 国際理解に係わる学習
 本校では、7年前よりタイ王国からの留学生を受け入れており、今年度は1年生から3年生まで合計16名が通常学級に在籍し、他の日本人生徒と共に勉学に励んだ。また、今年度は新型コロナウイルスの影響で新1年生の4月来日が適わなかったが、本校オリジナルの授業動画をネット配信することで、生徒たちは10月の来日までタイで授業を受講することができていた。

ボランティアに係わる学習

 6月に緑の羽根共同募金を31126円、11月に赤い羽根共同募金を30245円行った。また、毎年修学旅行でお世話になっている九州地方の令和2年7月豪雨の際には緊急の募金活動を行い、5713円の支援をした。また、ユネスコ世界寺子屋運動に賛同し書き損じハガキの回収を行い、86枚のハガキを寄付した。

SDGsに係わる学習

 総合的な学習の時間に、全校生徒がSDGsについての取り組みを行った。3~8人のグループをつくり、グループごとにSDGsの17項目の目標の中から一つを選択し、そのテーマについてグループ内で考えを深め、クラス内でプレゼンテーションを行った。その中から面白い数件の発表を撮影し、その動画を全校生徒で共有し、意見・助言をもらって、活動のレベルアップをはかった。

来年度の活動計画

本校はESDに対する取り組み目標として、「伝統文化の継承と国際理解」を掲げており、伝統文化の継承に関しては全校活動として実施することができている。来年度は新型コロナウイルス感染予防を行いながらできる行事・取り組みを例年並みに戻していきたい。
また、全校生徒でのSDGsへの取り組みのはじまったばかりであるため、さらなる理解を教員全体に広め、地域社会と協力し、生徒の実態に即した活動へとつなげたい。