2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, その他の関連分野

本校は世界5か国に9校の姉妹校を持ち、その中で海外の学校とESDの交流事業を活発に行ってきた。現在、これまでの取り組みをさらに発展させるために、まず、「子供」をキーワードとし、「世界の共生」のために「人権」「環境」「教育」「健康」「持続可能性」の5視点から学習し、活動を通してグローバルリーダーとしての意識を育むことを最大の目標とする。そして、大学進学後もさらに幅広く活躍の場を求める人材の育成を考えている。そのため、本校国際科の1年時で世界を取り巻く諸問題を学習し、海外フィールドワークを行う。2年時では「世界の共生のために、私たちができること」の提言をまとめて姉妹校や海外の学校と協議し、さらに、現地に赴き共同で活動を開始する。3年時ではこれらの取り組みに基づき、「International Conference」を開催して実践報告と討議を行い、共同提言を発信する。成果については定量、定性評価を行い、SGH5年間の事業が終了した現在もNPO活動を含め、継続した取り組みができる体制を目指す。

1年時の取り組み GS1A

GS1Aは地歴公民科、英語科、国語科の3教科が連携して、「人権」「環境」「経済」の面から国際問題を考えるための素地を作る科目である。3教科が内容を共有することで、互いの強化の強みを生かした学習を進め、互いに補い合って生徒の学びを深めている。

 

2年時の取り組み GS2B

GS2Bでは課題研究を中心に、国際協働学習、校内外での発表・交流活動に取り組む科目である。1年時のGS1Aで学習した内容に関して、生徒自らが課題を設定し研究を進め、最終的には英語論文にてその解決策と実践法を提示するというものである。物事を多くの角度から見る幅広い視野、柔軟性に富んだ問題解決力、意見の論理的に主張できる能力、主張と協調性のバランスが取れる能力、デジタルツールを多面的に使いこなす能力、英語でのプレゼンテーション能力の育成を年間目標としている。

3年時の取り組み GS3C

7月の本校にて行われる「International Conference」の準備を当授業内外で行う。生徒一人ひとりに討論者、司会者、プレゼン発表者、議長団、運営、記録等のサミット内での役割を与え、それぞれが自分の動きを考えだし他者と協働することでESDテーマにおける共同宣言作成を目指し、世界5か国の高校生との円滑な会議運営を目標とする。

来年度の活動計画