2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 減災・防災, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権

本校は、校訓「ともに生きる」の理念のもと、総合的な学習の時間の目指す生徒像を、『広い視野をもち、よき地球市民として判断・行動できる生徒』としている。
1年生は、レジ袋有料化をきっかけとして、脱プラスチックを通して環境教育を行った。地球が抱えているプラスチックごみの現状を知り、問題の背景や解決するための手立てを調べた。陸のごみが海や大気まで汚染することを調べ、解決するためにはマイバッグやマイボトルを利用することが必要なことをまとめた。そして、調べたことを学年内で発表し合うことで理解を深め、3Rやごみ拾いなど、身近なところからできることを実践していこうと考えた。
2年生は、『助けられる人から、助ける人へ』をテーマに、防災教育を行った。災害発生時に学校で危険個所となりそうなところを調査し、それをもとに生徒が避難訓練を企画・運営をした。ガラスの破片が飛び散ったり、非常階段が封鎖されてしまったりした場合を想定したことで、切実感のある避難訓練にすることができた。個人追究テーマを設定し、調べ学習を行い、助ける人になるために必要なことを調べた。
また、「中2と大人がミライを語る会」として、ビデオ通話で社会人と中学生が1対1で自分の人生観や思い描く未来について語る機会を設けた。自分の将来や進路選択について考えたり、多様な考え方を学んだりすることができた。
3年生は、SDGs達成のために個人でできることをテーマとして、調べ学習を行った。達成すべき17の目標の中から、世界が抱えている環境問題や貧困問題などに着目し、市が独自に取り組んでいることについて調べた。「Think Globally, Act Locally」の考えのもと、食べ物を無駄にしないために残さず食べたり、募金活動に積極的に参加したりすることから実践しようと考えた。

来年度の活動計画

1年生
前期「地球にやさしいとは何か」(環境教育)
※地球で起きている環境問題について、探求学習
後期「災害では、どのようなことが起こるのだろうか(防災・減災教育Ⅰ)」
※指定避難場所の存在を知り、中学生として何ができるかを考える。

2年生
前期「東海(南海トラフ)地震から身を守るためには(防災・減災教育Ⅱ)」
中期「企業インターンからミライを考える(キャリア教育)」
後期「藤岡南のまちづくり」

3年生
前期「多様な特徴・文化をもった人々とともに生きる(国際理解教育)」
後期「地域のためにできること」
※これまでの学習を振り返って、学んだことの発表。
3年間のまとめⅠ
「これからの藤岡南地区について、語ろう(地域に関する教育)」