2019年度活動報告
本年度の活動内容
減災・防災, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和
本校は、校訓「ともに生きる」の理念のもと、総合的な学習の時間の目指す生徒像を『地域の方や仲間とかかわりあう中で、地域愛をはぐくみ、ともによりよく生きようとする生徒』としている。
具体的な活動として、①1年生で国際理解に関わる活動、②2年生で防災に関わる教育とキャリアに関わる活動、③3年生でSDGsに関わる活動を行った。
①国際理解(1年生)
1年生はラグビーを通して国際理解教育を行った。南アフリカ担当、ラグビー担当、南アフリカのラグビー担当に分かれて調べ学習を行い、担当ごとに模造紙にまとめて発表をして理解を深めた。マンデラ大統領の生きざまから、校訓「ともに生きる」の実現に向けて、南アフリカのために何ができるか意見を出し合い、ラグビー南アフリカ代表に向けて、折り鶴やメッセージボードを作成した。文化祭では、地域の人とタグラグビーを一緒に行ったり、南アフリカの特産品である有機ルイボスティーの試飲を行ったりした。
②防災教育、キャリア教育(2年生)
目指す生徒像を、『助けられる人から、助ける人へ』として活動を行った。
5月にDIGと地域実態調査を実施した。愛知工業大学の教授や学生らとともに学区内の危険地域の調査を実施し、ハザードマップを作成した。ちょっとした高架下のひび割れや雑木林、むき出しになっている地層などが突如として脅威となって自分たちに襲い掛かってくるかもしれない恐怖を感じ、自分たちに何ができるかを考えた。6月には自然災害が発生したときに助けられる立場から助ける立場になるために何ができるかを考え、地域と協同で防災フェスタを行った。
③SDGs教育(3年生)
SDGsについての理解を深めるとともに、地域に広める活動を実施することで目標達成に貢献することをねらいとして活動を行った。10月の文化祭で、SDGsを地域の人に知ってもらうことを目標とし、修学旅行で訪れる関東地方で、SDGsについて学んだ。学級別活動では、神奈川県のSDGsパートナーである企業でインタビューを行ったり、内閣府を訪れて地方分権について学んだりした。10月の地域との合同文化祭では、3年生のフロアをSDGs啓発フロアとし、修学旅行ブースや各学級のブース、豊田市のブースなどを設置し、様々な方法でSDGsを地域の人に知らせた。
来年度の活動計画
1年生
ガイダンス「藤岡南地区の10年後を考える」
前期「藤岡南地区の福祉はどうなっているのだろうか(福祉教育)
※地域の高齢者の割合を知り、高齢者とともに生きる地区を考える
※社会福祉協議会と連携し、夏休みのボランティア体験活動につなげる
後期「災害では、どのようなことが起こるのだろうか(防災・減災教育Ⅰ)」
※指定避難場所の存在を知り、中学生として何ができるかを考える
2年生
前期「災害から藤岡南を守るために私たちにできること(防災・減災教育Ⅱ)」
※防災・減災教育Ⅰ・Ⅱを合わせて、地域合同防災フェスタにて発表
中期「藤岡南地域を活性化させていくために(キャリア教育)」
※ 藤岡南ふれあいフェスティバルにて発表
後期「おもてなしの心とは(国際理解教育Ⅰ)」
※修学旅行にて学んだことを文化祭にて発表
3年生
前期「多様な特徴・文化をもった人々とともに生きる(国際理解教育Ⅱ)」
後期「地域のためにできること」
※これまでの学習を振り返って、学んだことの発表。
3年間のまとめⅠ
「これからの藤岡南地区について、語ろう(地域に関する教育)」