2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解

本校は,全学年でESDを教育課程に位置づけ,カリキュラムマップにESDを関連させ,教科・領域等つながりを意識しながら,環境教育,多文化国際理解教育,人権・平和教育を中心に取り組んでいる。

研究主題を「自律と共生をめざし,協働的に学び合う子どもの育成~ESDの視点を取り入れた授業づくりを通して~」として,柴川弘子先生(岡山大学),を講師として招聘してESD実践の指導助言をいただいた。また,各学年でESDに関わる実践を行った。

 

  • 環境教育に係わる活動

4年生は,身近な環境について学習し,「水・ごみ」について学習をしている。

「水」では,生活の中での水のむだ使いについて調査をし,家庭で水をどれだけ無駄使いをしているかを知り,学校や家での水の使い方を見直すことにした。また,河川浄化プロジェクトに参加をし,身の回りの河川に目を向けて,水の浄化の取り組みにおいて何が効果的かを学ぶことができた。限りある資源「水」を大切にするために,節水を校内の下級生に呼びかけた。

「ごみ」では,校舎内や学校敷地内のごみパトロールをする中で,ポイ捨てが多いことに気づき,自分たちにできることはないか考えた。また地域にも目を向け,放課後には,自主的に公園のごみ拾いをすることで,環境への意識を高めている。4年時に環境について学習した6年生は,地域と連携をして月1回,二子塚古墳の清掃も行っている。

 

②  他文化国際理解に係わる活動

本校には,ネパール国籍の児童がいることを受けて,6年生を中心に,ネパール文化と,日本の文化を交流する取り組みを行った。総合的な学習の時間に学習した,室町文化や,駅家西にある古墳など,地域のよさをネパールの子どもたちと交流する取り組みを行っている。

来年度の活動計画

来年度の活動計画

今年度と同様に,全学年でESDを教育課程に位置づけるとともに,カリキュラムマップにESDの観点を関連づけ,見直しを行い,教科・領域等とのつながりを意識しながら,環境教育,多文化国際理解教育,人権・平和教育を中心に取り組みを進めていく。また,教育研究においても,ESDの視点を取り入れた子ども主体の学びづくりを柱に深化させていく。