2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費

本校は,全学年でESDを教育課程に位置づけ,カリキュラムマップにESDを関連させ,教科・領域等つながりを意識しながら,環境教育,多文化国際理解教育,人権・平和教育を中心に取り組んでいる。
研究主題を「自律と共生をめざし,協働的に学び合う子どもの育成~ESDの視点を取り入れた授業づくりを通して~」として,柴川弘子先生(岡山大学),を講師として招聘してESD実践の指導助言をいただいた。また,各学年でESDに関わる実践を行った。

 

①  環境教育に係わる活動
 年生は,リサイクルの出前授業を受け,普段出されるゴミをリサイクルをし,遊び道具に変身させ,1年生を招待してリサイクル遊びを行った。1年生は,ただ遊ぶだけではなく,リサイクルする良さを学ぶことができた。また,5・6年生に向けて,リサイクルについてのアンケートを行い,ごみを正しく分別することができていない実態を知り,ごみの分別・リサイクルの仕方について動画を作成して発信をし,協力を呼び掛けた。

②  他文化国際理解に係わる活動
 本校には,ネパール国籍の児童がいることを受けて,6年生を中心に,ネパール文化と,日本の文化を交流する取り組みを行おうとしている。総合的な学習の時間に学習した,室町文化や,駅家西にある古墳など,地域のよさをネパールの子どもたちと交流する取り組みを行っている。

③  人権・平和教育に係わる教育
戦争の悲惨さを知り,これからの未来が平和な世界であることを子どもたち一人一人が感じ取ることができるよう,全校で平和学習を行った。中学年以上では社会,低学年では,絵本をつかって,各学年に応じた広島の原爆投下に関わる学習など,平和学習を行った。

来年度の活動計画

今年度と同様に,全学年でESDを教育課程に位置づけるとともに,カリキュラムマップにESDの観点を関連づけ,見直しを行い,教科・領域等とのつながりを意識しながら,環境教育,多文化国際理解教育,人権・平和教育を中心に取り組みを進めていく。また,教育研究においても,ESDの視点を取り入れた子ども主体の学びづくりを柱に深化させていく。