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2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 福祉

 

本校は、建学の精神「実学の体得」(社会に貢献する人材の育成)を基軸とした学園の基調「平和・ひと・環境を大切にする中高一貫の学び舎」と、盈進共育「仲間と共に、自分で考え、自分で行動する」にそって教育実践を行っている。それは、ユネスコスクールが重点的に取り組む「地球市民および平和と非暴力の文化」「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」「異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重」と合致するものである。かけがえのない生徒たちが、世界や地域の人々と「共に生きる社会」を構築する人間性(人格)を備えた人材となるための「共育」を2025年度も引き続き行いたいと考えている。

国連の核拡散防止条約(NPT)再検討会議にあわせて被爆地ヒロシマの魂を込め、核兵器廃絶をアピールするために7月、高校生2名が国連に派遣され英語でスピーチを行った。核廃絶署名活動は17年間継続して行い、国連に提出している。

1月、駐日ポーランド共和国特命全権大使であるパヴァウ・ミレフスキさんが来校され、All Englishで講演会を開いた。英語教育のみならず、ポーランドが歩んできた歴史の中から第2次世界大戦での被害、冷戦体制中の生活、そして民主主義を勝ち取った過程から平和と人権について深く考える時間となった。大使は翌日、地域にあるホロコースト記念館にて、追悼記念式典に参加。その際本校生徒6名(高校生3名、中学生3名)が英語でガイドを実施。また、司会も務めた。3月、慶応義塾大学環境情報学部準教授の大木聖子先生をお招きし、「災害大国に生きるーあの日に戻れたらー」をテーマにご講演いただいた。長年交流を続けている阪神淡路大震災の被災者・東日本大震災の被災者に思いを寄せるとともに、2024年元旦に発生した能登半島地震へも思いを寄せ、自分たちにできることは何かを考える機会となった。4月以降、月に一度生徒会とヒューマンライツ部・有志生徒が合同で福山駅前に立ち、核廃絶の署名を呼び掛けるようになった。10月には被団協のノーベル平和賞受賞のニュースに生徒たちも喜んだが、一向に進まない核軍縮の現実から目を逸らさず、これまでと変わらず署名活動を継続していく思いを語った。

来年度の活動計画

本校は、25年度も不動の建学の精神「実学の体得」(社会に貢献する人材の育成)を基軸とした学園の基調「平和・ひと・環境を大切にする中高一貫の学び舎」と、盈進共育「仲間と共に、自分で考え、自分で行動する」にそってユネスコスクールが重点的に取り組む「地球市民および平和と非暴力の文化」「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」「異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重」と合致する教育実践を行う。そして、かけがえのない生徒たちが、世界や地域の人々と「共に生きる社会」を構築する人間性(人格)を備えた人材となるための「共育」を2025年度も引き続き行いたいと考えている。昨年度までに来校いただいた各国大使との交流の中で、世界情勢に目を向けられるような仕掛けを用意したり、積極的に英語で対話をする機会を増やしていく。また、昨年実施した慶応義塾大学教授の大木聖子先生の防災に関する講演、広島ドラゴンフライズのジェネラルマネージャーである岡崎修司さんの講演などから世界に通ずる防災、経済、スポーツ等の分野にも視野を広げていきたいと考えている。

過去の活動報告