所在地 〒720-8504 福山市千田町千田487-4
電話番号 084-955-2333
ホームページ http://www.eishin.ed.jp/
加盟年 -

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は、建学の精神「実学の体得」(社会に貢献する人材の育成)を基軸とした学園の基調「平和・ひと・環境を大切にする中高一貫の学び舎」と、盈進共育「仲間と共に、自分で考え、自分で行動する」にそって教育実践を行っている。それは、ユネスコスクールが重点的に取り組む「地球市民および平和と非暴力の文化」「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」「異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重」と合致するものである。かけがえのない生徒たちが、世界や地域の人々と「共に生きる社会」を構築する人間性(人格)を備えた人材となるための「共育」を2024年度も引き続き行いたいと考えている。

国連の核拡散防止条約(NPT)再検討会議にあわせて被爆地ヒロシマの魂を込め、核兵器廃絶をアピールするために7月、高校生2名が国連に派遣され英語でスピーチを行った。核廃絶署名活動は16年間継続して行い、国連に提出している。

法務省主催の全国中学生人権作文コンテストでは約80万人応募の中で全国1位の内閣総理大臣賞を受賞し、法務省の全国イベントで受賞生徒がパネリストも務めた。学校近くのホロコースト記念館では米、独、ポーランド、イスラエル、リトアニア大使に英語で館内をガイドするボランティアも行った。ガイドは日常的に行っている。外務省主催の国際理解国際協力のための全国中学生作文コンテストでは2年連続で全国入賞を果たしている。本校独自の「読書科」を軸とした教科横断の学習プログラムは、日々の授業のみならず、授業での学びを集大成的にデザインする学習を、生徒主体の対話型の学びとして「ホンモノ講座」等で体現している。1月、オーレリウス・ジーカス駐日リトアニア共和国特命全権大使の来校で国際協調を学んだ。3月、徳田靖之弁護士の来校で人権裁判を中心に学んだ。6月、二宮清純さんの来校でスポーツと人権について学んだ。9月、トヨタ自動車株式会社チーフエンジニアの上田泰史さん来校で、ものづくりの理念と環境問題を学んだ。7月、京都外国語大学副学長藤本茂さんの来校で、国際貢献の重要性を学んだ。11月、外務省の深田舞花さんの来校、同月、駐日スペイン大使館マウレオン参事官の来校で国際協調を学んだ。同月さらに、作曲家の阿部海太郎さんの来校で、芸術と人権・平和について学んだ。12月、広島東洋カープ通訳の松長洋文さんの来校でグローバルコミュニケーションを学んだ。また、学校のある福山市を流れる芦田川の絶滅危惧種スイゲンゼニタナゴの人工増殖は生徒主体で成功を繰り返している。

来年度の活動計画

本校は、24年度も不動の建学の精神「実学の体得」(社会に貢献する人材の育成)を基軸とした学園の基調「平和・ひと・環境を大切にする中高一貫の学び舎」と、盈進共育「仲間と共に、自分で考え、自分で行動する」にそってユネスコスクールが重点的に取り組む「地球市民および平和と非暴力の文化」「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」「異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重」と合致する教育実践を行う。そして、かけがえのない生徒たちが、世界や地域の人々と「共に生きる社会」を構築する人間性(人格)を備えた人材となるための「共育」を2024年度も引き続き行いたいと考えている。具体的には2023年度の活動報告に記した内容を更新する。例えば2月、ポーランド駐日大使の来校で、国際協力を生徒主体、対話型で学ぶ予定。同月、慶應義塾大学環境情報学部准教授の大木聖子さんの来校で、防災減災の学びを本校独自の「読書科」を軸として理科、保健体育、社会科などの授業と連動させ、ワークショップを取り入れながら学習する計画である。

過去の活動報告