2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 持続可能な生産と消費

本校は,「つながり 考え 高める 子」を中学校区テーマとして,ESDの実践を通して,人・社会・自然と自分とのつながりに関心を持ち,課題を見つけ・調べ,学んだことを活用する力の育成を目標とした。

具体的には,環境・食育,国際理解を柱に,地域に係わる学習諸外国の子どもに係わる学習を通して,地域を守り続ける方法を考え・実践しようとする力,視野を広げ,生き方を振り返り他者とよりよく生きようとする力の育成を目指した。

☆活動内容

 

○3年生 『藤田の宝ものを見つけよう』

 

「水辺の教室」

 

地域の方々や環境保全課・岡山県自然保護センター・岡山淡水魚研究会の協力・指導を受けながら,用水の生き物について知り,その後,一人ひとりが生き物について調べまとめた。

 

「食べ物マップ」 

 

地域の田畑等に育てられている食べ物を地域の方と探検しながら,話を聞いたり,作業場を見学したりする中で,学区には豊富な農産物があることを知り,分かったことを食べ物マップにまとめた。また,地域の方に指導をしていただきながら,大豆の種まきから収穫までを経験した。さらに,自分たちがつくった大豆から豆腐をつくる体験もした。

 

 ○4年生 『干拓のまち~藤田~』

 

「環境にやさしい藤田」

 

製紙工場の方に講義をしていただくことで,ごみを減らす工夫・物を大切にすることについて考え始める機会となった。児童も年間を通して古紙回収に取り組んだ。

 

「藤田ってどんなところ」

 

親子で学区周辺にある干拓の遺跡巡りを行った。地域の方に詳しい話を聞き,干拓の歴史や遺跡の役割を知り,それを保存して後世に伝えようという地域の人々の思いに触れることができた。

 

「人にやさしい藤田」

 

車いす体験をしたり,車いす利用者の話を聞いたりして,少しの段差も大変であることを知った。その後,車いす利用者の生活・不便さ・願い等について,図書館資料で調べ学習を行い,誰もが住みよいまちにするために自分ができることを考え,まとめた。

 

 ○5年生 『藤田再発見プロジェクト』

 

「米作り体験」

 

協力農家に来校していただき,籾まき,田植え,刈りを体験した。そして,自分たちがつくったお米を調理し,お世話になった方に感謝の会を行った。

 

「フィールドワーク」

 

自分の調べてみたい農作物を決め,地域の方・保護者等と共に,グループで農家を訪ね,農業の現状や農業に対する思い等をインタビューした。そして個人の課題を決め,解決していく一人学習を行い,農家の努力や工夫など,分かったことをまとめた。自分の考えを表現したものを校内や地区の祭に掲示したり,保護者や地域の方に向けて発信した。

 


○6年生 『地球再発見プロジェクト』

 

外国の子どもたちが児童労働・貧困の問題を抱えている現状を知り,各自がテーマ  を決め,調べ,まとめる学習に取り組んだ。そして,同世代の自分たちが出来ることを考え,募金活動に取り組むこととした。募金活動を続けていく中で,「世界中の人々が平和に幸せに暮らすために」という視点で,環境問題に目を向けた学習につながった。

来年度の活動計画