2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 福祉, 減災・防災, 健康

本校は、「共感的な人間関係の中で、自己実現に向け歩み出す生徒の育成」を現職研修のテーマとし、日々教育活動に取り組んでいる。また、これからの変化の激しい時代を迎える中で、助け合いながら生き抜いていかなければならない。ESDを通して、その力を身につけていきたいと考えている。生徒の身のまわりに存在するさまざまな問題に対して、持続可能な社会の形成者としてふさわしい資質(力)や価値観(態度)を養っていきたいと考えている。特に、本年度はコミュニケーションを行う力・他者と協力する態度、色々な角度からものごとを見る力・つながりを尊重する態度を行事や授業において重視した。
 ①授業においての実践報告

本年度は、授業の中で、生徒指導の三機能を生かす場面を考えて実践した。単元の中で、「共感的人間関係を生かする」、「自己有用感を与える」、「自己決定の場を与える」など場面を設定する。このようなことで、生徒指導の三機能の視点からふだんの授業を振り返ることができた。また、「生徒どうし、生徒と教員との良好な人間関係、信頼関係をもとに、授業の中で活躍できたり、仲間のためにがんばりたいなどの気持ちにつながったりしていけば、自分自身をより高めていくことにつながるのではないか」という、今後の実践につながる成果を得ることができた。

 ②行事おいての実践報告(9月文化祭)

文化祭のイベントに、地域から招待したお客さんを楽しませる企画がある。お客さんは近隣の小学校の児童であったり、地域の皆さんであったりする。教室内には生徒が考えた手作りのゲーム機や遊び道具が備えられ、また、おもてなしの気持ちでお客さんと楽しい時間を過ごしている。本年度は、輪ゴムピストルでの射的、見えない箱の中に入っているものをあてるゲーム、スライムづくりなど、お金をかけなくても楽しむことができる企画でお客さんをたのしませることができた。このような取り組みで地域とのつながりをより深めることができた。

来年度の活動計画

来年度もESDの視点に立った教育を展開していきたい。特に、中部中の伝統であり、先輩から引き継がれている「Over the TOP」ということについて、地域と一緒に考えて行動する場面を多くしていきたいと考えている。人と人、学校と地域のつながりの中で互いに学び合うことで、より「わくわく どきどき 明日が待ち遠しい中部中学校」となるようにしていきたい。

5月の体育祭、6・11月の勤労体験学習、9月の文化祭、10月の職場体験学習、11月の合唱コンクール、3月のTBWなどの活動を柱に地域と一緒に学校をよりよくしていく活動を展開していきたい。

また、学年での具体的に「いのち」、「防災」、「地域伝統」、「環境」などのテーマを掲げ、計画的に取り組んでいきたい。とくに、外部の講師による活動を積極的に取り入れていきたい。