2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, その他の関連分野

本校は、「明日が待ち遠しい、わくわくする中部中学校」を現職研修のテーマとし、日々教育活動に取り組んでいる。

これからの変化の激しい時代を迎える中で、助け合いながら生き抜いていかなければならない。ESDを通して、その力を身につけていきたいと考えている。生徒の身のまわりに存在するさまざまな問題に対して、持続可能な社会の形成者としてふさわしい資質・能力や価値観を養っていきたいと考えている。特に、本年度はコミュニケーションを行う力・他者と協力する態度、色々な角度からものごとを見る力・つながりを尊重する態度を行事や授業において重視した。

①授業においての実践報告

昨年度から、授業の中で、生徒指導の三機能を生かす場面を考えて実践している。本年度は特に、「己の意思で判断し、「わたしがやりましょう」と意欲的・積極的に行動する力」、「場面に応じ、相手の行動や思いに耳を傾け、認めたり感謝したりする気持ちを大切にする力」、「努力を続けた学びの課程を振り返り、自分の成長を実感したり更なる目標を考えたりする力」、の3つの力を高めていきたいと考え授業を展開した。その結果、「わかる」ようになったことから、積極的になったり、「仲間に喜んでもらったこと」から話し合いで本音を言うことができたりした生徒の姿を見ることができた。

今後、これらの力を更に高めるように継続して、取り組んでいきたい。そして、あらゆる教育活動の中で目標に向かって挑戦することができるような教師支援についても探っていく。

②行事おいての実践報告(9月文化祭)

本校の文化祭は、地域の皆様をお招きして、学級で考えたいろいろな企画で楽しんでもらっている。その内容の多くは手作りのゲームであり、温かなおもてなしをしようと工夫している。お客さんは近隣の小学校の児童であったり、地域の皆さんであったりする。教室内には生徒が考えた手作りのゲーム機や遊び道具が備えられ、また、おもてなしの気持ちでお客さんと楽しい時間を過ごしている。毎年、お金をかけなくても楽しむことができる企画でお客さんをたのしませることができている。このような取り組みで地域とのつながりをより深めることができている。

来年度の活動計画

来年度から、学校が3学期制となる。これをきっかけに学校での活動の見直しを図っていきたい。その際、ESDの視点に立つことと、地域と一緒に考えて行動する場面を多くしていきたいと考えている。また、学校と地域のつながりの中で互いに学び合い、より「明日が待ち遠しい、わくわくする中部中学校」となるようにしていきたい。5月の体育祭、9月の文化祭、10月の職場体験学習、11月の勤労体験学習、11月の合唱コンクールなどの活動を柱に地域と一緒に学校をよりよくしていく活動を展開していきたい。また、学年では具体的に、「ふるさと」、「環境」、「福祉」防災」などのテーマを掲げ、計画的に取り組んでいきたい。とくに、外部の講師による活動を積極的に取り入れていきたい。