2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

文化多様性, 国際理解, 福祉

千葉東高等学校の取り組み

本校は、2012年よりユネスコスクールに登録しておりこれまで、➀国際理解教育、➁道徳教育、➂理数教育、➃進路教育、➄大学との連携を軸に活動を行って参りました。特に学外では生徒たちが日々の教室での学習を超えた学びを得るために、県内外の高校、大学との情報交換や共同学習を積極的に行っております。昨年度に引き続き、コロナウイルス感染症の影響が大きく、様々な活動が中止、延期されながらも、感染症対策に力を入れながら活動を行って参りました。以下に本年度活動の一例を掲載いたします。

1.国際理解教育

生徒たちが自ら考え、発言し、それに対して先生方からリアクションを得ることができるスタイルにより、単に英語を学ぶだけではなく、学んだ英語を使ったり、異文化に興味・関心をもつきっかけとなりました。

【ブリティッシュヒルズ英国疑似体験プログラム】
ブリティッシュヒルズは1994年に設立された、イギリスの風景や文化を再現した語学研修、異文化体験、国際理解教育などのプログラムを実施している施設です。49名の生徒が参加し、生徒たちには2泊3日のプログラム期間はレッスン、食事、自由時間など全てに日本語ではなく英語で過ごす英国疑似体験にチャレンジしてもらいました。

【Tokyo Global Gatewayプログラム】
Tokyo Global Gateway(東京都英語村)プログラムに1・2年生8名が参加しました。TGGは2018年9月6日江東区青海にオープンした体験型英語学習施設です。8人に1人Agentと呼ばれるネイティブの担任が最初から最後まで付きっきりで指導にあたります。

2.道徳教育

JRC同好会が企画を担当し、マンドリン楽部、音楽部、ジャグリング同好会の協力のもと、近隣の保育所の子ども達にクリスマス会をプレゼントしました。本校と本保育所は隣接しており、避難訓練や保育実習などで日頃から連携して活動しています。本校の生徒の中にも、幼いころ保育所でこのクリスマス会を楽しみにしていた人がいるという20年以上続いている伝統あるイベントです。本年度も感染症対策を念入りに検討し、無事に開催することができました。

3.高大連携

【千葉大学教育学部基礎教養講座】

本講座は、千葉大学教育学部の先生方に、様々な分野の講義をしていただくもので、今年度は6名の生徒が参加しました。学びの内容は幅広く、学校給食について考えることもあれば、異文化理解について学習することもあり、様々な分野に興味関心を持ち、幅広い教養を身につけました。

  

令和4年の総括
〇国際理解教育…英語学習の動機付け
・12月 ブリティッシュヒルズ英国疑似体験プログラム、TGG英語学習プログラム
・3月  国際交流(米国・豪州ホームステイプログラム)<中止>

〇道徳教育…発信力育成、自己理解、他社理解のため
・道徳教材を使った道徳教育
・社会福祉施設での地域交流会(吹奏楽部、ジャグリング同好会)
・近隣保育所でのクリスマスボランティア(マンドリン楽部、ジャグリング同好会、音楽部、JRC同好会)

〇進路教育…高大連携、理数教育の充実
・各種インターンシップ(千葉県庁・保育園)
・職業体験(看護、保育)
・近隣大学との連携
・各種理数教育

来年度の活動計画

他のユネスコスクールと連携するとともに、高大の連携も行いたいと考えています。校内では①国際理解教育、②道徳教育、③理数教育、④進路教育、⑤近隣大学との連携を軸に多岐にわたる活動を行う予定です。