2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 文化多様性, 国際理解

千葉東高等学校の取り組み

本校は、2012年よりユネスコスクールに登録しておりこれまで➀国際理解教育、➁道徳教育、➂理数教育、➃進路教育、➄大学との連携を軸に活動を行って参りました。特に学外では生徒たちが日々の教室での学習を超えた学びを得るために、県内外の高校、大学との情報交換や共同学習を積極的に行っております。
昨年度に引き続き、コロナウイルス感染症の影響が大きく、様々な活動が中止、延期されながらも、感染症対策に力を入れながら活動を行って参りました。以下に本年度活動の一例を掲載いたします。

1.国際理解教育
【ブリティッシュヒルズ英国疑似体験プログラム】
ブリティッシュヒルズは1994年に設立された、イギリスの風景や文化を再現した語学研修、異文化体験、国際理解教育などのプログラムを実施している施設です。40名の生徒が参加し、生徒たちには2泊3日のプログラム期間はレッスン、食事、自由時間など全てに日本語ではなく英語で過ごす英国疑似体験にチャレンジしてもらいました。

【Tokyo Global Gatewayプログラム】
Tokyo Global Gateway(東京都英語村)プログラムに1・2年生8名が参加しました。TGGは2018年9月6日江東区青海にオープンした体験型英語学習施設です。8人に1人Agentと呼ばれるネイティブの担任が最初から最後まで付きっきりで指導にあたります。

2.道徳教育

【クリスマスボランティア(JRC同好会/マンドリン楽部/吹奏楽部)】

JRC同好会・マンドリン楽部・吹奏楽部が協力し、近隣の保育所の子ども達にクリスマス会をプレゼントしました。本校と本保育所は隣接しており、避難訓練や保育実習などで日頃から連携して活動しています。本校の生徒の中にも、幼いころ保育所でこのクリスマス会を楽しみにしていた人がいるという20年以上続いている伝統あるイベントです。本年度も感染症対策を念入りに検討し、無事に開催することができました。

3.理数教育、高大連携
【科学の甲子園】
科学の甲子園千葉県大会に、科学に関心の高い有志6名が出場しました。千葉東高校は、第一回目から11年連続での出場となります。筆記競技・実技競技ともに大変興味深い内容で、選手たちは精一杯取り組んでいました。他校の生徒からも刺激を受けた大変有意義な時間でした。

【千葉大学基礎教養講座】
本講座は、千葉大学教育学部の先生方に、様々な分野の講義をしていただくもので、今年度は9名の生徒が参加しました。学びの内容は幅広く、不登校について考えることもあれば、古典和歌について学習するなど、生徒は幅広い教養を身につけました。

【高大連携講座】
東邦大学理学部生物分子科学科の佐藤浩之教授に来校いただき、高大連携講座をしていただきました。理科に強い関心のある29名の生徒が受講しました。

【千葉大学留学生授業参観】
英語表現(1年)と化学基礎(1年)の授業に、千葉大学留学生が参観にきました。お二人ともそれぞれの授業を熱心に見学し、東高の生徒が英語のプレゼンテーションや化学の実験に、真面目にかつ楽しそうに参加している様子に感心していました。

 

令和3年の総括
〇国際理解教育…英語学習の動機付け
・12月 ブリティッシュヒルズ英国疑似体験プログラム、TGG英語学習プログラム
・3月  国際交流(米国・豪州ホームステイプログラム)<中止>

〇道徳教育…発信力育成、自己理解、他社理解のため
・パネルディスカッションの実施(総合的な学習の時間)
・道徳教材を使った道徳教育
・社会福祉施設での地域交流会(吹奏楽部、ジャグリング同好会)
・近隣保育所でのクリスマスボランティア(マンドリン楽部、ジャグリング同好会、JRC同好会)

〇進路教育
・各種インターンシップ
・職業体験(看護、保育)
・近隣大学との連携
・各種理数教育

来年度の活動計画

来年度も感染症の状況を踏まえ、少しずつ活動再開をしていければと考えています。他のユネスコスクールと連携するとともに、高大の連携も行いたいと考えています。校内では①国際理解教育、②道徳教育、③理数教育、④進路教育、⑤近隣大学との連携を軸に多岐にわたる活動を行う予定です。