2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, ジェンダー平等, 福祉

本校は、ESDを報恩感謝の心を大事にする教育活動と捉え、ESDの実践を通して心豊かな生徒の育成を目標とした。具体的には、国際理解教育を重視した教育を推進するとともに、郷土文化への理解を深める活動や社会福祉活動に積極的に取り組んできた。ユネスコスクールとしては、これらの活動を継続・発展させ、生徒一人一人に持続可能な社会の担い手に必要な知識・能力・態度・価値観を身に着けさせることを柱に、①国際理解②郷土理解③社会貢献に係わる学習を行った。
今年度は、龍谷総合学園主催「仏教×SDGs2019」に参加し、SDGsのテーマ5「ジェンダー平等を実現しよう」について交流学習をした。また、龍谷大学SDGsポスターコンテストに応募し、「SDGsジェンダーフリートイレの設置を考えよう」というタイトルのポスターが入選した。現在進行中の取り組みは、SDGsテーマ4「質の高い教育をみんなに」テーマ12「つくる責任つかう責任」の実現に向け、不要になったクリアファイルを生徒・家庭から集め、フィリピン・ミンダナオ島に送る活動を展開中である。また、「首里城復興ユネスコ募金」活動をし、生徒・教職員のみならず、地域での街頭募金活動も含め、多額の支援金を送らせて頂いた。国際理解の分野では、隣町の専門学校に留学に来ている東南アジアからの100名程の留学生と交流会を行った。福祉の分野では、「全道高校ボランティア研究大会」を運営し、ボランティア活動に取り組む高校生の研修と交流の場となった。文化多様性の分野では、全国高校総合文化祭において、「上川アイヌの世界観」の研究発表を行った。以上が今年度、例年にはない活動の一部である。

来年度の活動計画

来年度の本校の重点目標は「生徒自らが協働や対話を通して、高い資質・能力を身に付ける教育の実現」です。
ユネスコスクールとしての実践のポイントは以下の3点です。
1.国際理解 2.文化多様性 3.福祉
これらの実践を重ねていくためにも、新学習指導要領を見据え、ESDの観点を生かした課題解決型の授業を多く取り入れた、アクティヴラーニングを積極的に取り入れます。また、生徒会を中心にSDGsの目標を実現できる企画を練り、今年度同様、実践していく予定である。