2018年度活動報告
本年度の活動内容
環境, 世界遺産・地域の文化財等
本校は、「地域の自然を守る活動」「地域の文化に触れる活動」をテーマとして、環境教育と地域遺産を守る活動を行ってきた。
「自然を守る活動」では、今年度で12回目となる「かいどり大作戦」、「地域の文化に触れる活動」では、「稲作体験」地域のw湧き水「真古酌の薬師水」の調べ学習を行った。
①地域の自然を守る活動
平成19年度から「ため池環境改善活動~かいどり大作戦~」として9月下旬に地域の4つのため池を順に清掃している。ため池の予備清掃、水抜き、会場設営、児童の安全管理等地域の「農地・水・緑を守る会」を始めとする関係団体の全面的な協力を得て行われる。本年で12回目となる。3~6年生の児童は、水着・地下足袋姿で池に入り、魚の種類確認、外来種の駆除を行った。1・2年生は、捕まえた魚の観察や説明を受けた。
②地域の文化に触れる活動
毎年5年生が行う「稲作体験」活動も地域の農業従事者の方々の全面的な協力を受けて行われる。籾まき・田植え・かかし立て・稲刈り・脱穀までの活動を昔の方法と現在の方法の両方を地域の方々に教えてもらいながら行った。1月には、「稲作感謝の会」を開催し、児童が、収穫した米を使っておにぎりを作って振る舞い、地域の方へ感謝の気持ちを伝えた。3年生は、遠くからわざわざくみに来る人がいる地域の湧き水「真古酌の薬師水」の調べ学習を行った。真古酌再生委員会の方々の支援を受けながら地域に昔から伝わる湧き水について詳しく調べ、その歴史について水をくみに来る人にも伝えたいという思いをもち、湧き水の横に調べたことをまとめたポスターをした。
来年度の活動計画
<1年・・・生活科>
・四季の変化を踏まえた活動をし、暮らしとの関わりに気付く。
・地域のお年寄りと伝承遊びの楽しさを味わう。
<2年・・・生活科>
・地域を探検し、地域の自然や施設の様子を知るとともに、自分を支え てくれている周りの人々に感謝し地域を大切にしようとする。
<3年・・・社会・理科・総合的な学習の時間>
・地域の人々との交流を通して、自分たちの生活が地域の自然やそこで暮らしている人々と深く関わっていることを知り、地域社会を大切にするとともに、地域社会の一員として活動しようとする。
<4年・・・社会・理科・総合的な学習の時間>
・地域の事業所や企業の協力を得て、ゴミ問題やエコ活動等の環境学習をするとともに、自ら計画を立てエコ活動に取り組み、進んで環境について考えようとする。
<5年・・・社会・理科・総合的な学習・道徳・学級活動>
・地域の農業従事者の協力を得て、稲作体験を通して地域の環境について考えるとともに、地域の人々への感謝の気持ちをもつ。
<6年・・・・社会・理科・総合的な学習・道徳・学級活動>
・日本にある世界遺産に興味をもつとともに、日本文化体験活動を通して日本のすばらしさに気付く。
<全校活動>
・ため池環境改善活動「かいどり大作戦」
・相撲体験
・地域の盆踊りの継承