2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 持続可能な生産と消費

平成29年度より京都市よりESDの研究指定を受け取組をしている。ESDで育てたい資質や能力・態度を明確化し,すべての教育活動を通して育んでいる。指導者も児童も視覚化できるよう,ピクトグラムを作成し意識しながら学習を進めている。

2019年には,学校全体で,SDGsを意識しながら生活科や総合的な学習の時間に学習を展開している。

3年生…「安朱の宝物」という単元名で,学校のすぐ裏の安祥寺山に登りそこの自然と触れ合ったり安祥寺川の水質調査を試薬とそこに住む生き物から調べた。自然のいっぱい残る安朱のたからものをいつまでのもこしていきたいという思いをもっている。

4年生…「福祉」「防災」「交通」「防犯」という視点で,安朱の街を歩いた。「住みたいまち・やさしいまち安朱」をテーマに探究活動を行っている。令和2年2月5日には,歩くまち京都の授業公開を行う。便利な本校区であるが,自然と共存しながら過ごすにはどう行動していくか発信する予定である。

5年生…安朱まもり隊というテーマで,守りたい生き物や自然を調べSDGs学習に取り組んでさまざまな人と交流している。また,マレーシアのプライ小学校とは環境に関する教育や情報交流に関する締結を行っており,テレビ会議で取組交流を行った。

6年生…歴史に着目しながら地域を見つめ,いつまでも残しておきたい自慢すべき建造物や地域の方に着目して学習を進めてきた。未来がよりよくあるために今を生きる自分に何ができるのか発信している。
また,令和元年度京都市より今までの環境教育に関する取組が認められ,「京都環境賞 大賞」を受賞した。

来年度の活動計画

2020年,ユネスコスクールに加盟承認されたので,今まで進めている取組を整理するとともに深化させていきたいと考えている。

①学校全体で,育てたい資質や能力はピクトグラム化して意識できるようになっているが,

低学年からSDGsの17の行動目標と「つなげて」考える視点も加えていきたい。

②3年生以上の総合的な学習の時間の中で,今年度の振り返りとともに単元構想の見直しを行い,より深い学習につながるようにしていく。

③マレーシアとの交流も3年目を迎える。まずは互いを知ること(1年目)そして,環境に対する互いの取組でより良いものを交流し行動化する(2年目)。継続する大切さと行動化へのさらなる一歩にしていきたい。