2019年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 持続可能な生産と消費, その他の関連分野
本校は、開校以来取り組んできた「国際交流・国際理解教育」を学校理念として、学習や活動の場における生徒の自主的な思考や行動を引き出すことに留意し、SDGsの実践を教育活動に浸透させることを目標としている。そして、環境美化活動やボランティア活動にも積極的に取り組んでいる。
具体的には、国際交流、国際理解教育、環境保全、ボランティアを柱に、①国際交流・国際理解教育に係わる活動・学習、②環境保全に係わる活動・学習、③ボランティアに係わる活動を行った。
① 国際交流・国際理解教育に係わる活動・学習
国際交流については、7月下旬から10日間姉妹校のあるオーストラリアメルボルンに生徒、教員、PTA合わせて15名を派遣し、ホームステイや授業交流を通して英語での活動を行った。また、長期留学生(1年間)も2名受け入れをしており、「留学生を囲む会」等で留学生による国の紹介、海外へ行った生徒の報告会を実施した。国際理解教育としては、11月に戦場カメラマンの渡部陽一先生により『世界からのメッセージ~希望ある明日のために~』という題で生徒、教員、保護者に向けて講演会を実施し、平和や世界への関心を向けることの大切さを学ぶことができた。
② 環境保全に関わる活動、学習
環境保全に関わる活動として、花壇プランター等の花の栽培を通年で実施している。
11月には、PTA、生徒、教員とでクリーンフェスティバルを実施し、学校周辺の環境美化を推進した。校内のビオトープの清掃も定期的に行っている。
③ ボランティアに関わる活動
ボランティア活動としては、生徒会主催の文化祭で各団の展示を今年度からSDGsをテーマにするものに変更し、生徒も意欲的に取り組んだ。また、ユネスコ部は11月に行われネスコスクール中部ブロックグッドプラクティスフォーラムにて日頃の活動を発表した。通年でエコキャップ運動や地域のボランティア活動にも参加している。
1.国際交流・国際理解教育にかかわる活動
① 第38次訪豪団 7月28日(日)~8月6日(火) 参加者 生徒10名、PTA2名、教員3名 オーストラリアボブソンズベイ市にある姉妹校ベイサイドP-12カレ ッジとの交流 ② シンガポール研修 8月4日(日)~8月9日(金) 参加者 生徒42名(1年国際理解コースと1,2年希望者)、教員2 名 シンガポール日系企業見学とマレーシアの高校生との交流など ③ 留学生受け入れ AFS長期留学生1名(4月~1月)、YFU長期留学生(4月~9 月) ④ 留学生を囲む会 9月14(土) パラグアイ出身の留学生の自国紹介、本校生徒による海外研修の発表、 茶話会など ⑤ ユネスコ・国際理解講演会 11月14日(木)戦場カメラマン 渡部陽一先生 演題 『世界からのメッセージ~希望ある明日のために~』 参加者 全校生徒、職員、保護者(93名) ⑥ 授業 地歴・公民科 世界史A 第1学年 世界地図の理解、新聞記事レポート(夏季課 題) 政治・経済 第2学年 現代の国際政治(1学期) 英語科 英語表現I 第1学年 ALTによる少人数のコミュニケーション活動を取り入れた授業 名古屋大学大学院留学生による授業 第1、2学年全クラス 英語の授業 7月12日(金)、12月10日(火)、1月28日(火)に実施 2.環境保全に関わる取り組み ① 草取り大会 9月9日(月) 参加者 全校生徒、教員 ② クリーンフェスティバル 11月2日(土) 参加者 生徒・教員・保護者400名 学校周辺の道路清掃、環境美化 ③ ビオトープ(池)の清掃 日々の清掃、ユネスコ部による清掃活動 ④ 花壇・プランターによる花の栽培(通年) 日々の清掃 ⑤ 授業 生物基礎 「生態系とその保全」第1学年3学期 生物 「生態系と生物多様性」 第3学年2学期(理系選択者) 物理基礎、物理 エネルギー及び環境問題 第1学年、第2学年理系物理選択者各分野において通年
3. ボランティアに関わる活動 ① 生徒会 ベルマーク運動 通年 文化祭 団プロジェクト発表 6月 赤い羽根募金 11月 ② 安城七夕まつり ゴミかごボランティア 8月2日(金) 参加者 生徒、保護者、教員 50名 ③ 陸上部のボランティア活動 第39回愛知県特別支援学校知的障害教育陸上競技大会 9月21日 (土) 参加者 生徒22名、教員2名 ④ ユネスコ部の活動 ビオトープ(池)の清掃活動(通年) 安城ホコ天きーぼー市、発見!南吉ウォールペイント参加 クリスマスコスプレ清掃ウォーキングの運営ボランティア参加 南吉ジャンボカルタ運営ボランティア参加 本校文化祭にて自作ジャンボカルタ大会の開催(6月) 安城市七夕まつりゴミかごボランティア参加(8月) アートフェスタ参加(8月) ユネスコスクール中部ブロックグッドプラクティスフォーラム発表(1 1月) エコキャプ回収(通年) ⑤ ESS部、ユネスコ部 安城市在住外国人児童の学習等のお手伝い(12月) |
来年度の活動計画
令和元年度同様に、1.国際交流・国際理解教育に係わる活動、2.環境学習に関わる取り組み、3.ボランティアなどの取り組みを中心とした活動を継続していく予定である。ボランティアに関しては生徒会やユネスコ部、ESS部の活動が中心である。その他の生徒も学習や部活動との両立できる範囲で参加を促していくようにしたい。