2018年度活動報告
本年度の活動内容
環境, 福祉, 健康
本校は「地域の環境や人材との関わりを通して,地域とともに生きようと考える児童の育成」を活動テーマとして,「持続可能な郷土の未来を開く児童の育成」「地域の環境保全を理解させるとともに,自分たちでできる環境活動に意欲をもって取り組むようにさせる」「地域貢献活動に取り組むことによって,郷土を愛する心を育てる」を目標としている。
具体的には①地域に貢献する活動,②環境保全に関わる活動,③福祉教育に取り組んだ。
① 地域貢献
「公園清掃」(6年)
学区内の公園や通学路のゴミ拾いを進んで活動することができた。地域のために何ができるかを考え,公共の場である公園を気持ちよく使ってもらえるようにと取り組んだ。きれいな環境を常に保っていくことの大変さと大切さを実感することができた。
「敬老会との交流」(6年)
地域のお年寄りに喜んでもらえるように,合唱とリコーダー奏を演奏し心温まる交流会となった。今後も地域で会ったときには進んで挨拶したり,声を掛けたりしたいという思いをもったようだ。そして,お年寄りの方々に対して,尊敬と感謝の気持ちをもつことができた。
「地区のお祭りで演奏」(金管バンド)
富谷宿「街道まつり」小学校金管バンドパレードへ参加した。温かい拍手や応援の言葉をいただいたことを通して,自分たちの演奏が地域のおまつりに貢献できたことを実感することができた。
② 環境保全
「ゴミ0活動」(全児童)
校庭のゴミ拾いや草取り,校舎清掃,身の回りの整理整頓など,児童が進んで活動することができた。高学年の児童は,環境委員を中心に,準備後,片付けなど主体的に行い,きれいな環境を保つことの大変さと大切さを実感することができた。
「カボチャボランティア」(4~6年)
4~6年合計35名の希望者により,草取り,受粉,収穫,畑の整備等に取り組んだ。今年度は,育てている品種「いいたて雪っ娘」(福島県飯館村の特産品)の生産に関わっている方をお招きして,生産方法をご指導いただいた。また,収穫したかぼちゃを市内のケーキ屋さんでタルトに商品化し国際スイーツフェアに出品していただいた。自分たちが生産に関わったかぼちゃがおいしいスイーツになり,商品化されたことを実感し喜ぶことができた。
③ 福祉
「体が不自由なことってどんなこと」(3年)
盲導犬教室や上肢不自由(聞き手を使用しないで文字を書くなど)体験,白杖体験,手話体験,パラスポーツ(ボッチャ)体験などのキャップハンディ体験を行い,体が不自由な人の立場に立って考える機会にすることができた。
「空き缶回収」(全児童)
アルミ缶は1kg約90円になり,福祉体験用具やレクレーション用品として市民の役に立っていることを知り,毎月チラシを作成し,全校に放送で呼びかけ,継続して進んで活動できるようになってきた。
来年度の活動計画
今年度は,ユネスコスクールに11月に加盟したばかりだったため,普段の取組がESDのどの活動分野に当てはまるか,現在取り組んでいることにどのような視点を加えるとESDの取組になるのかなどの,見直しをすることが多かった。見直し作業は,ESD担当の一部の職員で取り組み,職員全体で確認することが不十分だった。そこで,平成31年度は,今年度と大きく変わらない取組を予定しているが,見直ししたことを教員全体で共有し,学校全体でESDをより意識して取り組んでいけるようにしていきたい。