2018年度活動報告
本年度の活動内容
環境, 国際理解, 福祉, 減災・防災, 健康
本校は「未来をひらく」を学校理念として,ESDを体験的な学習の場と捉え,持続可能な社会の担い手として必要な資質や能力の育成を目標とした。
具体的には,福祉教育,地域国際理解教育,情報活用教育を柱に,①自ら課題を設定し,見通しをもって主体的に取り組む意欲や態度に係わる活動,②身近な地域や世界の持続可能性に関する知識や理解に係わる学習,③情報を収集し,多面的総合的に分析したり他者に向けて表現したりすることに係わる学習を行った。
①課題設定,主体的に取り組む意欲や態度に係わる活動
4年福祉や3年6年地域理解の活動で,目標をもって課題設定を行い,ユニバーサルデザインや地域の特産品,名所について,意欲的に調べたり体験したりする活動を行った。6年生は地域のボランティア清掃の活動を通して,これから自分たちがとっていくべき行動についても考えることができた。
②身近な地域や世界の持続可能性に関する知識理解に係わる学習
地域ボランティアや各種団体,協会の協力をいただき,模擬的な体験やインタビューをしたり,数カ国の外国の方に直接話を伺ったりするなど,机上の知識ではなく,生きた知識として体験的に学ぶことができた。
③情報収集や分析力・表現力に係わる活動
高学年では全員が「図書館を活用した調べる学習」に取り組み,本だけでなくタブレットなども積極的に活用して情報を収集し,冊子にまとめることができた。また,6年では国語の学習を発展させる形で市の未来について考え,台本から自分たちで考えた劇として
学習発表会で表現することができた。
来年度の活動計画
まずは今年度の取り組みをベースとする。その上で,これまでは活動や学習のつながりが総合的な学習に偏りがちだったので,平成31年度は,国語だけでなく他の教科とつながる部分も整理していく。
また,6年生が取り組んだ市の未来について考える活動は,「劇での表現」という特殊性を継続するのではなく,社会の公民分野での学習や修学旅行で会津の歴史や地域性を学ぶ中で,我が町の特徴や良さ,これからについて考えていく活動につなげていく。
情報活用の分野では,タブレット(昨年度100台,今年度40台の貸与)の貸与状況が不透明ではあるものの,持ち運びや通信の利便性を生かしながら,タブレットありき,にならないよう,デスクトップ,ノートPC,図書室の本を有効活用していく。