2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等

本校は、「ふるさと相川に愛着と誇りをもつ子ども」を活動テーマとして、総合的な学習の時間を中心に「相川学」に取り組み、ESDの実践を通して「進んで参加する態度」「コミュニケーションの力」の育成を目標とした。
具体的には、「地域の伝統文化、世界遺産」、「環境」を柱に、①地域の伝統文化、世界遺産に係わる活動、②環境に係わる活動を行った。
① 相川学(総合的な学習の時間)の活動
3年生は「盛り上げよう!相川の祭り」で相川の祭りのすばらしさを、4年生は「やわらぎ節を知ろう」の単元で、相川の神事「やわらぎ節」の由来や踊りを学習した。また、地域の祭りやイベントに参加し、相川音頭や佐渡おけさ、やわらぎ節を発表した。5年生は、「唄い、奏で、踊ろう!佐渡おけさ」の単元で、歌と楽器演奏と踊りを習い、伝統文化を引き継ぐ気持ちを高め、学習発表会を行った。6年生は「相川の魅力を伝えよう」の単元で、自分たちに何ができるかを考え、佐渡や相川のアピールポイントを北沢浮遊選鉱場にメッセージを投影した。
これらの活動を通して、地域のよさを知り、愛着や誇りをもつことができたと同時に、学習の成果や学びを地域に発信し、還元することができた。
② 環境に係わる活動
例年は縦割り班を活用し、異年齢集団による地域のゴミ拾い活動を行っていた。しかし今年度は新型コロナウイルス感染予防の観点から、各学年で地域のゴミ拾い活動を行った。10月、佐渡金山周辺や海岸周辺など6箇所に分かれて清掃活動を行った。活動後に感想を書き、世界遺産登録を目指し環境美化に取り組もうとする気持ちが高まった。保護者もボランティアで参加し、地域の環境美化に努めている。
この活動を通して、世界遺産登録に向けて地域とともに盛り上げていこうとする機運を高めることができたと同時に、進んで自分たちの地域をきれいにしていこうとする態度も育てることができた。

来年度の活動計画

<世界遺産・地域の文化財等に関する教育>
○相川学(総合的な学習の時間)の充実
引き続き「夢や目標をもつ」という視点を取り入れ、自分たちで立てた目標を達成する喜びを味わわせる。
そのために、SDGsの目標11の推進、キャリア教育での地域貢献や創造的活動を通して、持続可能なまちと地域社会について考えられるようにカリキュラム・マネジメントを行っていく。
<環境教育>
○相川クリーン作戦
保護者、地域とともに、地域をきれいにしようとする態度を高め、世界遺産登録の機運を高められるような活動になるよう、児童会を中心に計画を立てていく。