2018年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 気候変動, エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費, 貧困
本校は、平成27年度より文部科学省からスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定され様々な教育活動を行っている。本校のSGH課題研究は、「モンゴル 貧困とストストリートチルドレン」および「マレーシア 経済発展と自然破壊」をテーマに進めている。具体的取組みは、①授業・特別講座、②課題研究と国内・海外実態調査、③国際交流活動の中で実施している。従来行ってきたESD活動はSGH活動の中でより強化されている。
(1)大阪(関西)ユネスコスクールネットワーク(ASPnet)に係る活動
大阪(関西)ユネスコスクールネットワーク(ASPnet)主催の「日中ESD―GAP推進国際ワークショップ(兼臨場教員研修)」に1年次生3名が参加した。7月~11月にかけて小中高からの参加生徒が計4回集まり、ESDとは何か、学校を超えて活動する意義はなどについて主体的に学んだ。その学びをもって12月22日・23日には中国人民大学付属中学校(中学校・高校)・小学校の生徒と先生をゲストとして迎え、各国の課題やそれをどう解決していくかについて話し合い、表現し合った。1月には、ACCU主催の韓国教員日本招へいプログラムに参加する教員を迎え、生徒とともにワークショップを開催予定。
(2)SGHに係る活動
①授業・特別講座について
授業・特別講座の中で、外部講師として大学教師、元国連職員、JICAなどの国際協力の現場で活動している方々を招き参加型の授業を行っている。
②課題研究と国内・海外実態調査について
本年度は、国内実態調査として鳥取県を訪れ、地方創生と自然環境の研究を行った。海外実態調査ではモンゴルを訪れ、貧困地域で子どもたちの支援を行っているNGOや政府機関を訪れ、インタビューやフィールドワークを実施した。
(3)国際交流について
留学生の受け入れを継続的に行っている、本年度は、タイ(1年間)、オーストラリア(2名、1ヶ月)、マレーシア(2名、1ケ月)、マレーシア(18名、2日間)を受け入れた。また、修学旅行は2学年全員がマレーシアを訪れ姉妹校での交流を行う。
来年度の活動計画
ユネスコスクール 来年度活動予定
参加者や手法・テーマは変わる可能性があるが、今年度に引き続き、ASPnet主催の国際ワークショップ・準備セミナーに参加する予定。今回参加した1年生が2年生になるため、その生徒たちを中心とし、新1年生も参加させ、ユネスコスクール活動を学校全体で取り組む。他校種の児童・生徒との異年齢交流にも期待している。
SGH 来年度活動予定
国内実態調査(場所未定)・海外実態調査(マレーシア)を実施する予定。海外実態調査ではマレーシアを訪れ、経済発展の中で破壊されている熱帯雨林の調査を行う予定。SGH授業・講座では、様々な分野で活躍されている講師の方々を迎え、環境問題・人権・再生可能エネルギー・SDGsなどについて学習する予定。なお、これらの学びは課題研究としてまとめられ年度末にSGH研究発表会で報告される。