2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費

当校は、地域との連携を活動テーマとして、ESDを学区地域の連携を支えるものととらえ、ESDの実践を通して学区を愛し学区のために貢献できる児童の育成を目標とした。具体的には、地域学習を柱に、地域の人と係わる活動、地域の物に係わる活動、地域の事柄に係わる活動、地域に貢献する活動を行った。

①地域の人に係わる活動
1年生がどんぐりや松ボックリ、すすき等を使った造形遊びやおもちゃづくりをふれあい名人さん14名に教えていただいた。また、4年生が、学区の竹を使ったおもちゃをふれあい名人さん9名に教えていただいた。子どもたちは日頃見ることはあっても触れることが少なくなった自然の物を使った飾りやおもちゃを一生懸命作った。作り方を質問したり、教えていただいたりする中で、交流を深めることができた。

②地域の物に係わる活動
6年生が学区の史跡巡りをしながら学区の歴史についてふれあい名人さんに教えていただいた。実際の史跡にふれ説明を聞くことで、学区の歴史に関心をもち理解を深めることができた。

③地域の事柄に係わる学習
2年生が1月に、ふれあい名人さんに竹トンボやお手玉などの昔遊びを教えていただく。コツを教えていただくことで、地域の方の知恵や工夫を体感することができると考える。3年生では各教室にふれあい名人さんから昔の生活について教えていただく。社会科でこれまで調べてきた昔の物や暮らしについても質問させてもらうことで、地域の年配の方の苦労や知恵を知ることができると考える。

④地域に貢献する活動
地域に係わっていこうとする意欲を向上させるために、地域行事でのボランティアを募った。祭りや地域行事で「放送」「太鼓」「出店」「赤い羽根共同募金」「肩もみ」「芋煮接待」等、昨年度以上に児童の参加できるボランティア活動の機会を増やした。

来年度の活動計画

今年度に引き続き、「地域との連携」を活動のテーマとして、地域学習を進める。地域の人・物・事柄に係わる活動は、今年度の活動をベースにして令和2年度も継続する。
地域に貢献する活動は、地域のニーズを聞きながら、ボランティア活動の場をさらに増やしていきたい。また、学校へ働きかけてくれる地域の方々への児童の感謝の気持ちをもっと身近に感じてもらえるような活動をして、地域を愛し地域から愛される学校にしていきたい。