2018年度活動報告
本年度の活動内容
環境, 国際理解, 世界遺産・地域の文化財等, 食育
本校では、総合的な学習の時間や生活科を中心に各教科との連携を図りながら、地域の「人・もの・こと」とかかわり合い、自分を見つめ直す学習を通して、それらのよさを再発見、再評価するとともに、自ら考え判断し行動する力と豊かな心を育んでいる。また、地域の環境や伝統文化に関心をもち、調査等を通して自然環境の保全や伝統文化等を継承発展していく持続発展可能な社会の担い手を育成することをねらい、学習を進めている。
そして、以下のことを目標に取り組んだ。
・地域の自然環境、伝統文化との出会い(体験)を通して、地域や人々のよさを発見(再発見・再評価)し、地域により一層愛着をもつとともに、自然環境を守ったり伝統文化を継承するために自分達にできることを考え、行動していくことができるようにする。
(総合的な学習の時間の内容充実)
・問題意識をもって調査・体験し、整理・分析しながら、さらに新たな問題意識を
生み出し、探究していくことができるようにする。(総合的な学習の時間のより探究化)
・地域の自然環境や伝統文化について考えたことを、相手意識をもって表現し、発信・交流する中で、それぞれの地域の特性や取り組みのよさを知り、自分達にできるこ
とについて改めて考えることができるようにする。 (ネットワーク化)
①第3学年 近江町市場の人気のひみつをさぐれ
130年以上の歴史を誇り、観光客にも人気のある近江町市場は、校区にありながら子ども達の意識はそれほど高くない。そこで『近江町の人気のひみつ』をキーワードに学習を行った。まず予想をもとに、近江町を見学したり、お客さんにインタビューをしたりしてひみつを探っていった。見学後は、調査した。学習の最後には、近江町の人気のひみつをカルタで表し、互いに交流することで学習を深めるし、深めることができた。
②第4学年 ふるさと再発見 ~用水調査隊~
学校のそばには、鞍月用水と大野庄用水が流れている。用水は身近な存在だが、子ども達は用水がどこから流れてきてどこへ行くのか、なぜ作られ、どのようなことに使われているかは知らない。そこで、用水について調べていくことにした。まず、用水の取水口まで歩いて行ったり、校区内の用水を観察したりして調べた。見ただけでは分からないことも多かったので、市役所の方から話を聞いて調べた。子ども達は、用水が生活の中で大変役に立っていることや多くの人の努力によって用水が守られていることを知り、自分たちも用水を大切にしたいと考えるようになった。
③第5学年 金沢の食文化を学ぶ
金沢の代表的な郷土料理である「治部煮」を調べ、作り食べることを通して、金沢の食に興味を持ち、各自で調べたい食に広げていった。国語の「すいせんします」とつなげて、多くの食の中から一つ選びすいせんする理由や説得力を持たせるような資料を提示しながらスピーチをすることができた。さらに、いろいろなスピーチを聞くことを通して金沢は
和菓子や加賀野菜を中心とした豊富な食文化があることに気づくことができた。
④第6学年 金沢歴史探訪
金沢の歴史ある建造物について本やパソコンで調べ、その後グループごとに自分たちで計画を立て、見学や聞き取りを行った。実際に見学したり、調べたことを交流したりする中で、子ども達は、今まで知らなかった金沢の良さについて気づくことができた。また、自分達が暮らす金沢の良さをこれからも残していきたいと考えるようになった。調べたことをもとに台湾の小学生に金沢の良さを伝えることができた。
⑤児童会
今年度も、絆委員会を中心に東日本大震災支援としてアルミ缶集めを行い、収益金を大船渡市立綾里小学校に贈った。また防災意識を高めるための校内放送も児童主体で行った。
来年度の活動計画
総合的な学習の時間・生活科
第1学年 むかしからつたわるあそびをたのしもう
第2学年 どきどきわくわくまちたんけん つたわる広がるわたしの生活
第3学年 近江町市場の人気のひみつをさぐれ 購入金額日本一!金沢の和菓子のひみつ
金沢の伝統行事を学ぶ
第4学年 金沢の伝統工芸を学ぶ ふるさと再発見 ~用水調査隊~
金沢の偉人に学ぶ
第5学年 いいね金沢加賀野菜 環境にやさしい町金沢
第6学年 金沢の歴史や伝統を調べよう 金沢の魅力を伝えよう
叶えようわたしの夢