2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

エネルギー, 福祉, 健康

 本校では、教育活動を通して、他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識し、「福祉体験(SDGs3)」、「職場体験(SDGs8)」、「保育体験(SDGs4)」の交流体験及び進路学習(SDGs8)から様々な課題の発見と解決に向けた主体的・協働的な学びを通して実生活や社会で生かされる思考力・判断力・表現力を身につけることを目指しています。生徒たちは学習を進めていく中で「考え」たり「感じ」たりしたことから課題を見つけ、班目標、個人目標を設定し、実践につなげることがねらいです。また、生徒同士や地域に住む人たちとの思いや願いを共有し、「つながり」「かかわり」を大切にしながら、地域に対する誇りを持つことで新たな自分を発見し、地域に貢献できる資質や能力を育成することを目指しています。
① 認知症や高齢者に係わる学習(福祉学習)SDGs3
 12ヶ所の高齢者福祉施設へ5~6人の班ごとに分かれて訪問し、高齢者の方とのふれあいや介護を体験した。また、高齢者介護施設で働く人々と行動を共にすることで介護がただ食事やお風呂の世話をすればいいだけのものではなく、高齢者の方や介護施設で働く人の生き方や大切にしたい思いなどを学びました。福祉体験学習後の生徒の感想「おばあちゃん、おじいちゃんとお話をしたり、ゲームをしたり、歌を歌ったりして楽しめました。お話をしたりするとおばあちゃん、おじいちゃんの顔はとても笑顔になっていて、私も嬉しい気持ちになれました。」
② 職場体験に係わる学習(職場体験学習)SDGs8
 2~4人の少人数でグループを編成し、グループごとに職場体験を行わせていただく事業所へ電話連絡をして打合せの日程を調整し、事業所へ説明を聞きに行くことで仕事の概要を知り、事業所で実際に働くことで、働くことの大切さや意義、大変さや喜びについて学習しました。職場体験学習後の生徒の感想では「職場体験は大変だったけど、楽しかった。」や「仕事の大変さがよくわかりました。」など職場体験に真剣に取り組んだ感想が多くみられた。
③ 保育体験学習に係わる学習(保育体験学習)SDGs4
 南関子どもの丘保育園の保育士の方から事前学習として講話をしていただき保育について学習しました。その学習の後、各クラスの代表が体験を行う保育園や幼稚園に事前打合せに行き、設定保育(自分たちで計画してゲームなど保育をする時間)に取り組みました。

来年度の活動計画

本校のESDの重点目標
・自分の生活と地域の事象との関わりについて探求することを通じて課題をとらえ総合的な分析力・実践力・解決策など生きる力の育成を図る。

本校の各学年のESDのねらい
1年生 福祉と生き方学習(SDGs3)
・福祉体験学習において介護や福祉について、現代社会が抱える課題や現実問題を見つけ、理解し、課題克服へ向けて思考する。
2年生 自己実現とキャリア教育(SDGs8)
・職場体験学習を通し勤労の意義を感じ、将来の職業生活との関連について考える。
3年生 保育体験と自己実現教育(SDGs4)
・保育体験や高校調べを行い、自己実現をめざして自ら向上させるための取り組みを行う。