- にんていとくていひえいりかつどうほうじんあいちしゅたいなーがくえん
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認定特定非営利活動法人愛知シュタイナー学園
- Aichi Steiner School
- 種別その他(例:認可保育所等) 地区中部地区
- 主な活動分野環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)
| 所在地 | 〒470-0115 日進市折戸町笠寺山42-13 |
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| 電話番号 | 0561-76-3713 |
| ホームページ | http://www.aichi-steiner.org |
| 加盟年 | 2025 |
2025年度活動報告
生物多様性, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)
本校は全日制シュタイナー学校としてそのカリキュラムに沿って、1年生から12年生までの児童生徒が学んでいる。第2外国語としては、韓国語を1年生から学んでいる。
【重点活動分野1 地球市民及び平和と非暴力の文化】
7月6日 性教育公開講座「親子とコミュニティで育む いのちの教育」を開催。
昨年に続き、講師に小貫大輔氏を迎え、学園ホールで開催した。性教育に携わる教員や、関心のある保護者、一般市民30名が参加、参加者同士での対話もあり、個人を尊重するコミュニケーションの様式の国による違いから始まって、家庭での性教育の実際や体験談からジェンダーについての考え方まで、いのちを輝かせるための教育という広い視点からとらえ直すことができた。
【重点活動分野2 持続可能な開発及びライフスタイル】
3年生 生活科: 昨年度と同様、衣食住の基本となる学びを1年を通じて体験中。
衣:4月22日 愛知牧場で羊の毛刈り その毛を手仕事の時間に、洗う、梳く、紡ぐ、染める
食:米作り 種籾まき(5/16)から苗床を作り、田植え(6/20)、草取り、稲刈り(10/30)、脱穀、
七草粥やおにぎりを作る 全校で食べる 稲藁でお正月の注連飾りを作る
畑で、トマト、きゅうり、小松菜、オクラ、さつまいも、ラディッシュなどを育てる。
自然農法を実践されている中村和江氏にご指導いただいた。
住:工作舎中村建築 中村武司氏のご指導により、伝統工法の木造の小さな家を建てた。柱の木
を山で自分たちで切り倒し、乾かして運び込み、壁土には昨年の3年生が収穫した稲藁を練
り込み、近隣の竹林からの竹で竹小舞を編んで壁土を塗り込んだ。
屋根にはこの秋収穫した稲藁で茅葺きの傘を設置した。
3月22日 山で柱となる木を切り倒す
5月の授業 いろいろな世界の家についての学び
6月8日 柱の木を学園に運び込み、皮を剥き、乾燥させる
6月27日、9月19日 壁土練り 9月30日 竹割 10月14日 地鎮祭
10月19日 上棟式 11月14日 床張り 12月命名「めぐみの家」披露
11年生:室蘭探求ワークショップ
11年生5名が、9月7〜12日の6日間、室蘭工大の学生、北海道シュタイナー学園いずみの専修学校11年生とともに室蘭の魅力を発掘し、地域課題解決に取り組むワークショップに参加した。高校生18名、大学生6名、伴走者として映像作家の澤崎賢一氏、クリエイティブディレクター・デザイナーの岩倉昴史氏と教員で、チームに分かれ、室蘭市内で施設訪問取材、市民インタビュー、写真撮影などフィールドワークに取り組んだ。成果発表会では、商店街のレトロな魅力を活かすための課題とデザイン、飲食店の活性化、写真のイメージを共有・発展させながら物語を生み出すワークなど、自分自身の関心とユーザーとしての視点から認識した課題とその解決のためのアイディアを発表した。
父母の会:洗剤の共同購入と手作り
2020年より継続して環境にやさしいがんこ本舗の易生分解性衣料洗剤「海へ・・」を量り売り共同購入。排水の環境負荷が減ることで近隣の河川の水質向上、海洋汚染の防止に。また、ボトルを各自持参するため、プラごみの削減にもつながっている。2025年度12月までの販売実績 49,050円(1g5円)。また11月7日には、がんこ本舗の会長木村正宏氏を招いて、高等部で年間通して行われている「人と出会う」の授業でお話していただき、保護者対象には洗剤を手作りするワークショップを開催していただいた。ワークショップでは、木村会長の環境活動や、洗剤の使用量を減らす暮らしのコツなどについてもお話いただいた。
父母の会:畑、庭の植物の活用
父母有志で園芸活動を行うグループ「コロボックル食楽部」が昨年度より活動開始している。学園の庭の樹木やアドベントで使用したもみの枝から精油を抽出し、保護者向けに販売したり、消毒用枇杷の葉エキス、枇杷の葉茶を作った。園芸の授業のためにお借りしている畑の一角でハーブや草花を無農薬で栽培し、虫除けや活け花に利用した。
【重点活動分野3 異文化学習及び文化の多様性と文化遺産の尊重】
10年生:韓国との交流 10年生の生徒5名に、2025年3月2日から12日まで韓国研修を実施した。それまでも交流のあった韓国安養シュタイナー学校(Anyang Waldorf School)を訪問し、ホームステイさせていただき、韓国語、英語、日本語での授業を受け、音楽やスポーツで交流を深めた。またその時に交流した10年生の生徒8名と教員1名が5月8日から14日まで当学園を訪問した。ホームステイを受け入れ、射影幾何学、表装、韓国語、バレーボール等の授業や名古屋市内の見学などを共にした。

5・6年生:和太鼓 2ヶ月にわたって「和太鼓ユニット光」の羽田康次先生のレッスンを受け、学園の公開行事である2025年4月27日のにじいろ祭りで発表した。
7年生:狂言 2024年の秋に名古屋能楽堂で小学生・中学生を対象とした能楽鑑賞会に参加。その後、狂言師の井上松次郎先生から講義を受け、10回の体験授業を実施していただいた。2025年3月8日に、学内の生徒および保護者に向けて発表を行った。姿勢、発声の基本を学び、長いセリフや所作を覚えることは大きな挑戦であった。衣裳をつけ、「口真似」を全部演じた。
そのほか、3年生の米づくりで唐箕や千歯こきなど古い手工業製品の農具を使用、家づくりで伝統木造建築に取り組む、郷土学や日本史の授業において、陶土からの土器づくり、城や遺跡の見学、川の源流を辿るなど地域の文化遺産を活かした学びを行なっている。
来年度の活動計画
日常生活、学校生活の中で、持続可能な発展を意識したライフスタイルを継続しつつ、教員、保護者で連携しながら、以下の学びに取り組む。
・3年生 生活科 米作り 家づくり 畑作り 羊の毛刈り など
・4年生 郷土学の学び
・6、7年生 2026年4月27日の公開行事で和太鼓の発表を予定し、2月から練習を開始する。7年生の狂言の学びも継続予定である。
・高等部 地域の事業者との協働による農業実習、職業実習、福祉実習
生態学、平和・非暴力教育としての歴史、現代社会
国際交流、他校との交流を含む遠征、研修旅行を予定している。
・全学年 素材の来歴から利用、廃棄の方法にまで目を向けた手仕事、彫塑、木工、
金属加工、表装
・学校コミュニティとして、易生分解性洗剤の共同購入、公開行事や公開講座による発信に継続して取り組んでいく。
