| 所在地 | 〒989-6143 大崎市古川中里6-2-8 |
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| 電話番号 | 0229-22-2546 |
| ホームページ | |
| 加盟年 | 2025 |
2025年度活動報告
生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, ジェンダー平等, 貧困
本校は、「地域の視点に立つ教育を行い、ここ古川の地から平和的な国際人・社会人としての責任を果たし得る人材を育成する」という教育理念のもと、ESD活動を重視している。現代における諸課題について学び、考察を深め、建設的な提案を試みることを繰り返し行うことで、これからの社会の担い手としての意識を醸成し、持続可能な社会構築を志す生徒の育成を目ざしている。
1「地球市民教育、平和と非暴力の文化」に関する活動
・大崎市戦没者戦災死没者追悼式に参列した。これに関連する学びとして、戦時下における社会の混乱や戦争の悲惨さ、不戦の誓いを後世に語り継ぐことの重要性について学習会を実施した。学習会では、若者世代が戦争の悲惨さや平和の尊さを正しく理解し、それらを次世代へ継承していくために何が必要であるかについて、考察および議論を行った。
・研修旅行の一環として長崎市を訪問した。原爆資料館をはじめとする関連施設の見学および、被爆体験の語り部による講演会を実施した。これらの学習を通して、原爆被害を自らの問題として捉える意識を深めるとともに、世界平和の実現に向けた思いを新たにした。さらに、核抑止力への依存から脱却するための国際的な枠組みの在り方や、その中で日本が果たすべき役割について、考察および議論を行った。
・外務省と連携し、貧困、紛争、難民、人権、環境問題など多様な視点から、国際社会を生きる日本人として果たすべき使命について考える講演会を実施した。講演では、国際情勢および日本外交の展望について具体的な事例を交えて紹介がなされ、グローバルな課題解決に向けて必要とされる学びや責任感や主体的な姿勢について理解を深めた。
2「持続可能な開発と持続可能な文化スタイル」に関する活動
・3.11メモリアルネットワークと連携し、震災遺構である門脇小学校の見学および、被災体験の語り部による講演会を実施した。これらの学習を通して、東日本大震災を風化させないための取組について理解を深めた。さらに、震災を直接経験していない世代とともに防災意識を醸成していくために、高校生として何ができるかについて、考察および議論を行った。
・東北学院大学と連携し、「若者が起こす新しい地域づくりと、東日本大震災からの復興への応用・展開」をテーマとした講演会を実施した。講演では、人口減少や地域経済の停滞など、東北地方が抱える構造的な課題について具体的な事例を基に解説がなされた。その上で、若者の視点や発想を生かしたイノベーションが、地域の活性化や持続可能な社会の構築にどのように寄与し得るのかについて理解を深めた。講演後には、復興の先を見据え、より良い地域社会や世界を築くために自らが果たすべき役割について、考察および議論を行った。
・ボランティア活動として、NPO法人を通じ、未使用の文房具を必要とする家庭に届ける「文房具バンク」を実施。校内全生徒のほか、市立幼稚園・保育所、小中学校、市役所や駅、合同庁舎などに協力を依頼。「文房具バンク」の取り組みを広く知ってもらうため、幅広く呼びかけを続け、約2,800点の文房具を集め、NPO法人に寄付した。
・昨年度からの継続的な学習として、自然と人間との相互作用によって形成される生物文化多様性の実態を把握することを目的に、江合川中流に接続する古川学園構内の側溝における三地点の植生調査を実施した。併せて、各調査地点の水質を分析し、植生との関係性について調査・検討を行った。
3「異文化学習、文化多様性及び文化遺産の理解・尊重」に関わる活動
・古川明神睦会と連携。地元古川で開催される古川まつりにおいて、地域貢献活動の一環として神輿を担ぎ、地域の方との交流を図るとともに、郷土愛を醸成し、地域文化・伝統芸能の担い手としての自覚を新たにした。
・宮城学院女子大学と連携。「ジェンダーの平等」達成のための学習会を実施した。日常生活に潜むアンコンシャスバイアスについて自覚するとともに、ジェンダーにまつわる課題や解決に向けた取り組みについて学び、自身にできる取り組みについて考察、議論した。
来年度の活動計画
・「総合的な探究の時間」における学習成果を効果的に発表する場を充実させ、校外への積極的な情報発信を行う。
・ユネスコスクール東北ブロック大会へ参加し、他校との交流や学びの共有を深める。
・フィールドワークを重視し、体験を通して実感を伴う探究活動を推進する。特に、世界農業遺産「大崎耕土」を核とした学習の深化を図る。
・講演会や学習会を計画的に実施し、ESD(持続可能な開発のための教育)への理解を一層深める。
・外部機関との連携体制を強化し、専門性を生かした質の高い学びを実現する。
・国内外のユネスコスクールとの交流・協働を推進し、国際的な視野を育成する。
・地域や社会とつながる各種ボランティア活動を積極的に推進する。
