• あずみのしりつとよしなみなみしょうがっこう
  • 安曇野市立豊科南小学校

  • Azumino Municipal Toyoshinaminami Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 健康

所在地 〒399-8205 長野県安曇野市豊科2723
電話番号 0263-72-2154
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加盟年 2025

2025年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

本校は、学校教育目標「根っこをのばす」のもと、子ども一人ひとりが自分の思いや願いを大切にしながら主体的に学び、心豊かに成長することを目指しています。ユネスコ・スクールとして思いや考えを伝え合い、共に探究する学びを柱に、ふるさとや自然・仲間を慈しむ心を育んでいます。

学校南側を流れる世界かんがい遺産「拾ヶ堰」を清掃する「クリーン大作戦」、校内に整備されているビオトープ「日本列島の小川」、「百石堰」と、それらビオトープをクイズに答えながらまわる「グリーンアドベンチャー」の活動を20年以上にわたり継続的に行ってきています。また、各学年でも生活科・総合的な学習の時間を中心に、地域の方々と関わりながら学びを深めています。こうした活動の成果を、友だちや保護者、地域へ発信することで、学びを確かな力へとつなげています。

(1)拾ケ堰クリーン大作戦

学校南側を流れる拾ヶ堰は、江戸時代後期に安曇野の人々が協力して築いた用水路で、長年にわたり地域の農業や人々の暮らしを支えてきました。現在も大切に守り継がれ、先人の知恵や努力、地域の協働の歴史が高く評価され、世界かんがい遺産に登録されています。

この拾ヶ堰の環境を守るために実施している「拾ヶ堰クリーン大作戦」は、今年度で26回目を迎えました。児童会活動として環境ビオトープ委員会が中心となり、計画から運営までを行っています。学年ごとに清掃場所を分担し、ごみ拾いを中心とした清掃活動に取り組んでいます。活動開始当初は粗大ごみも多く見られましたが、長年の継続により、ごみの量は年々減少しています。地域の方々と共に行うこの活動は、地域に根付いた伝統行事として定着し、マスメディアに取り上げられることも多く、環境保全への意識を高める取組みとして今も続いています。

(2)ビオトープを活用した環境学習の取り組み グリーンアドベンチャー

本校では、校内に整備された多様な自然環境を生かし、ユネスコ・スクールとして持続可能な社会の担い手を育てる学びを進めています。平成5年の農業構造改善事業の一環として、校庭西側にあった池を小川に改修した「日本列島の小川」、校舎南側に新たに整備された小川「百石堰」、さらに校内に新設した約600㎡の林「ふるさとの森」は、子どもたちにとって身近な学びの場となっています。平成9年度の児童集会「緑の探検 グリーンアドベンチャー」より、環境学習が実施されています。

今年度は、児童会の環境ビオトープ委員会が中心となり、これらの場所を活用した行事を企画・運営しました。姉妹学年による姉妹ペアで校内を巡り、自然や環境に関するクイズに協力して取り組む活動を行いました。この取組を通して、子どもたちは本校のビオトープをはじめとする自然環境の価値を学び合うとともに、学年を超えた交流を深めることができました。また、自然や環境に対して自分たちがどのように関わっていくべきかを考える機会となり、環境を守り育てようとする意識の醸成につながっています。

(3)総合的な学習の時間 5年生「日本列島の小川 プロジェクト」

5年生の学級では、総合的な学習の時間に「日本列島の小川 プロジェクト」として、校内ビオトープを中心に環境について学習しました。はじめに、実際に「日本列島の小川」を散策し、水の流れや水辺の生き物、周囲の植生を観察しました。児童は、小川が多様な生き物のすみかとなっていることや、自然環境が人の手で守られていることに気付きました。

次に、マイクロプラスチックをテーマとした映像を視聴し、身近な生活と環境問題とのつながりについて考えました。映像を通して、目に見えないごみが自然や生き物に影響を与えていることを知り、環境を守る行動の大切さを学びました。こうした学びを基に、ビオトープコンクールに参加し、「日本列島の小川」の魅力や環境保全の取組を発信しました。一連の活動を通して、児童は地域の自然を守る主体として、持続可能な社会の実現について考えを深めました。

 

来年度の活動計画

来年度は、地域や自然とのつながりを大切にしながら、児童が主体となって学びと行動を広げていく一年とします。拾ヶ堰クリーン大作戦では、清掃活動を通して地域環境の保全に貢献するとともに、地域との連携をより一層深めていきます。グリーンアドベンチャーでは、児童会を中心として環境に配慮した行動を日常生活の中に位置付け、持続可能な取組として継続・発展させていきます。また、「日本列島の小川 プロジェクト」は2年目を迎え、これまでの学習成果を生かしながら、全校に向けた情報発信を行い、学年を越えて共に考え、共に行動する活動へと広げていきます。これらの取組を通して、児童一人ひとりが地域や自然への関心を高め、自ら考え主体的に行動する力の育成を目指します。

過去の活動報告