2018年度活動報告
本年度の活動内容
減災・防災, 環境, 平和, 人権, 世界遺産・地域の文化財等, その他の関連分野
本校は、北十勝にある1学年2クラスの小さな学校です。上士幌町は熱気球で有名な町であり、本校は全国でも珍しい熱気球部があります。恵まれた自然環境の中、多くの活動を通して地域を大切にしようとする心を育てています。
①学校設定科目「上士幌学」の実施
一昨年度より3年生の選択授業において「上士幌学」を設置し、郷土の自然や歴史、食や観光について総合的に学ばせています。この科目は教科横断的なカリキュラムを組み、理科・地歴公民科・家庭科・商業科の先生達が連携して授業を行っています。先生達による授業のほか、町内にいる外部講師による講話や現地視察など、体験的な学習も多く行っています。
②北海道バルーンフェスティバルへ参加、協力
北海道バルーンフェスティバルは8月に行われる上士幌町を代表する熱気球のイベントです。熱気球部員達は競技への参加を通して、熱気球の魅力や地域の活性化について学びます。また、大会運営のボランティアとして他の部活動の部員達も協力しています。上士幌町や上士幌高校にとって、熱気球をいかに持続発展させていくかということは大きな課題であり、そういった観点からもまさにESDの取り組みだと言えます。
③教科横断型「平和学習」の実施(2学年)
本校の見学旅行のテーマは「平和と文化を学ぶ」です。平和学習は教科横断型の事前学習を行っています。国語科では広島や長崎を題材にした小説読解、地歴公民科では戦争が起こった背景や実際の様子などを学びます。こういった学習を行った上で現地を訪れることで、生徒達は戦争の悲惨さ、そして二度と戦争を起こしてはならないことを強く実感します。
来年度の活動計画
2学年
見学旅行に関連した学習の一環として、「総合的な学習の時間」の中で「平和学習」を予定している。国語科・地歴公民科・理科・音楽科で教科横断的に事前学習を行う。
3学年
選択授業「上士幌学」の中で、郷土の自然や歴史、食や観光について総合的に学ぶ。地歴公民科・理科・家庭科・商業科で連携し教科横断的に学習する。本校教員による授業のほか、町内にいる外部講師による講話や現地視察、地域の食材を活かした特産品開発など体験的な学習も行う。
全学年
各教科、学校行事、及び特別活動にSDGsを取り入れた教科横断的な取組を実施する。
熱気球部
上士幌町のシンボルである熱気球の活動を通して、地域行事の参加や、小学生を熱気球に乗せるボランティアなどを行う。